2022/11/02 7:44 JST投稿
【米国】
為替(11月02日6時00分)
米ドル円(USDJPY) 148.23-148.31 (円)
ユーロ円(EURJPY) 146.34-146.41 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 0.9873-0.9874 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 170.15-170.33 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.1481-1.1488 (米ドル)
11月1日のニューヨーク外国為替市場では、長期金利が低下していたが堅調な経済指標から4%台を回復した。
10月ISM製造業景況指数(結果:50.2、予想:50.0、前回:50.9)は、予想を上回ったものの前月より低下し、経済活動の縮小が示された。目安の50を下回った2020年5月以来の最低となったが50を上回ったことで投資家心理が上向いた。さらに、9月雇用動態調査(JOLTS、結果:1071.7万件、予想:967.5万件、前回1028万件)は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けているにも関わらず、堅調な労働需要が示されている。これらの結果から、FRBの利上げ基調が強まり、長期金利が4%台に戻っている。
金融政策の影響を受けやすい2年債と10年債(長期金利)の利回りは、83日連続で逆転(逆イールド)しており、終値ベースでは2年債が4.551%、10年債が4.048%だった。
米ドル・円(USDJPY)は、長期金利が良好な経済指標を受け3.96%から4.075%に上昇すると米ドル買いに転じた。この日の高値148.82円に持ち直したが、FOMCを控え、ほぼ横ばいで推移し終値は148.27円となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、米ドル買いが戻り急激に低下した。この日の安値0.9853ドルを付けた後は、小幅に値を戻し0.9877ドルで終えた。
ユーロ・円(EURJPY)は、朝方は米ドル・円の上昇につられ146.73円まで値を上げたが、ユーロ・米ドルの低下につられ145.98円まで安くなった。その後持ち直すも、FOMCを控え、様子見の姿勢が強まり終値は146.41円だった。
株式
NYダウ平均 USD 32,653.20 -79.75(-0.24%)
NASDAQ総合 USD 10,890.846 -97.300 (-0.88%)
S&P500 USD 3,856.10 -15.88(-0.41%)
11月1日の米株式市場のダウ工業株30種平均は連日で終値を下回った。堅調な雇用指標が堅調となり、FRBが引き続き0.75%の利上げを実施するとの観測が強まり幅広い銘柄が売られている。特にハイテク株に売りが出た一方で、堅調な米経済を受け景気敏感株が買われたが、午後になるとFOMCを控え様子見の姿勢が強まった。
債券
米国債10年 4.048%(-0.029)
商品
NY原油(WTI) 1バレル=USD 88.37 +1.84(+2.13%)(12月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,649.70 +9.00(+0.55%)(12月渡し)
【日本】FOMCを控え持高調整の米ドル売り優勢に
為替(17時)
11月1日の東京外国為替市場の米ドルは、時間外の米長期金利の低下による売りやFOMCを控え機関投資家の持ち高調整が入るも、底堅く147円後半でとどまっている。
米ドル・円は、時間外の米長期金利の低下から米ドル売りが優勢だった。148円半ばで踏みとどまるも、FOMC前の調整が入り、さらに売りが加速しこの日の安値147.51円を付けた。その後は持ち直し、17時時点で147.92円となった。
ユーロ・米ドルは、米長期金利の低下を受けた米ドル売りが出て、徐々に値を上げた。この日の高値0.9938ドルまで上昇したが、ユーロ・円の下落につられ17時時点では0.9928ドルだった。
ユーロ・円は、ユーロ・米ドルの上昇につられ値を上げる場面もあったが、米ドル・円の下落につられた円買いが入り、この日の安値146.45円を付けた。その後は、小幅に持ち直し17時時点では146.87円で取引されている。
債券
国債先物・22年12月限 148.86 (+0.09)
10年長期金利 0.250%(+0.010)