2022/12/20 7：41 JST投稿
【米国】
為替（12月20日6時10分）
米ドル円（USDJPY） 136.99-136.99 （円）
ユーロ円（EURJPY） 145.28-145.29 （円）
ユーロ米ドル（EURUSD） 1.0605-1.0605 （米ドル）
ポンド円（GBPJPY） 166.35-166.36 （円）
ポンド米ドル（GBPUSD） 1.2142-1.2143 （米ドル）
12月19日のニューヨーク外国為替市場では、東京市場で日銀の金融政策の修正観測が強まった影響から、円買いが優勢となった。この反動で対米ドルが買い戻されている。また、長期金利上昇の影響も強く、改めて日米金利差が意識されている。
さらに、朝方に発表された12月 NAHB住宅市場指数（結果：31.0、予想：34.0、前回：33.0）では、12ヵ月連続で低下し、過去最長での低下を記録している。パンデミック直後の住宅需要を除くと、2012年6月以来の低水準となった。
金融政策の影響を受けやすい2年債と10年債（長期金利）の利回りは、114日連続で逆転（逆イールド）しており、終値ベースでは2年債が4.264%、10年債が3.590%だった。
米ドル・円（USDJPY）は、東京市場で高まった円買いの反動から堅調に値を上げた。一時、弱い経済指標から値を下げる場面もあったが、長期金利の上昇から再び買い戻され、高値137.16円まで値を戻した。その後は、小幅に売られ終値は136.91円となった。
ユーロ・米ドル（EURUSD）では、欧州連合（EU）エネルギー相会合で天然ガス価格の引き下げが決定されると投資家心理が冷え込み、安値1.0576ドルまで値を下げた。その後は小幅に値を戻し、終値は1.0607ドルで取引されている。
ユーロ・円（EURJPY）は、米ドル買いの強まりから一時、安値143.82円まで値を下げた。その後は小幅に値を戻し、終値は145.21円だった。
株式
NYダウ平均 USD 32,757.54 -162.92（-0.49%）
NASDAQ総合 USD 10,546.032 -159.382 （-1.48%）
S&P500 USD 3,817.66 -34.70（-0.90%）
12月19日の米株式市場のダウ工業株30種平均は前日の終値を4日連続で下回った。FRBの利上げによる景気後退懸念への懸念から売りが優勢だった。朝方は小幅に買いが入り堅調だったが、徐々に売りが出て11時前に、前日の終値を下回りそのままマイナス圏での取引が続いた。また、長期金利の上昇から高PER（株価収益率）のハイテク株の割高感が意識された影響も大きく、3指数揃って値を下げ終えた。
債券
米国債10年 3.590%（+0.108）
商品
NY原油（WTI） 1バレル＝USD 75.38 +0.92（+1.24%）（1月渡し）
NY金（COMEX） 1オンス＝USD 1,797.70 -2.50（-0.14%）（2月渡し）
【日本】日銀金融政策への思惑から売買が交錯
為替（17時）
12月19日の東京外国為替市場では、来年以降の日銀の金融政策修正を巡る思惑を背景に売買が交錯した。共同通信が17日に大規模緩和策を修正する可能性があると報じているが、松野官房長官は否定している。
米ドル・円は、政府、日銀の金融政策見直しの可能性が示唆された報道から円買いが強まり安値135.66円まで売られたが松野官房長官が否定すると米ドルが買い戻された。高値136.61円まで値を上げたが、その後は小幅に値を下げ17時時点では135.83円となった。
ユーロ・米ドルは、朝方は米ドル・円の下落から値を下げるも持ち直し徐々に値を上げた。欧州勢参加後にクリスマス前の決済に向けたユーロ買いが強まると高値1.0638ドルまで値を伸ばし、 17時時点では1.0624ドルだった。
ユーロ・円は、朝方は日銀金融政策への思惑から円買いが強まるも、徐々にユーロ買いが強まり小幅に値を伸ばした。欧州勢参加後に更にユーロ買いが強まり高値144.69円を付けるも、小幅に売られ17時時点では144.32円で取引されている。
債券
国債先物・23年3月限 147.86 （-0.12）
10年長期金利 0.250%（変化なし）