【米国】
為替(2023年2月17日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 133.95 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0673 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 142.97 (円)
ポンド円 GBP/JPY 160.56 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.1987 (米ドル)
2月16日のニューヨーク外国為替市場では、米経済指標の結果や中央銀行関係者の発言を受けて乱高下する展開となった。この日発表された米生産者物価指数(PPI)(前年比、前回6.2%、予想5.4%、結果6.0%)は市場予想を上回り、市場では根強いインフレが意識された。また、メスター米クリーブランド連銀総裁が金利はしばらく5%以上の水準で留まる可能性を示唆したほか、ブラード米セントルイス連銀総裁が3月FOMCで0.50%の利上げを支持する可能性に言及。FRB(米連邦準備理事会)による利上げが長期化するシナリオが意識された。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.66%、10年債が3.85%となっている。
米ドル・円(USD/JPY)は133.91円で始まり、取引時間前半に一時134.46円まで上昇。その後は133.70円まで下落するなど乱高下する展開となった。133.95円で取引を終えている。
ユーロ・米ドル(EUR/USD)は1.0694ドルで取引を開始。朝方に1.0673ドルまで下落する場面があった。その後は反発し1.0709ドルまで回復。1.0655ドルで取引を終えた。ポンドは、対米ドルで1.1986ドル近辺での取引となっている。
ユーロ・円(EUR/JPY)は143.20円で始まると、ほぼ一貫して軟調に推移した。一時142.88円まで下落し、142.97円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,696.85 -431.20 (-1.26%)
NASDAQ総合 USD 11,855.83 -214.76 (-1.78%)
S&P500 USD 4,090.41 -57.19 (-1.38%)
2月16日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。米経済指標や中央銀行要人の発言を受けて米長期金利が上昇し、株式相場にとっては重しとなった。ハイテク関連のマイクロソフト、アマゾン、メタ・プラットフォームズやEV(電気自動車)大手テスラなどの売りが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.860% (+0.056)
NY原油(WTI) USD/バレル 78.24 (-2.74%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,845.50 (-0.09%)
【日本】 手掛かり材料難のなか、米ドル買いはややスピード調整の動き
為替(17時)
2月16日の東京外国為替市場では、売り買いが交錯する展開となった。前日のニューヨーク時間には良好な米国経済指標や米長期金利の上昇を受けて米ドル買いが進んでいたものの、東京時間で新たに買い進む材料は乏しかった。また、ここ数日間で米ドルは既に大きく水準を切り上げていたことから、短期的に利益を確定する動きも重石となった。
米ドル・円は、134.02円で取引を開始。その後一時は134.17円まで上昇したものの、積極的に手掛ける材料は乏しく方向感なく推移した。133.83円で取引を終えている。
ユーロ・米ドルは、1.0689ドルで始まると、朝方に水準を1.0715ドル近辺まで切り上げた。午後には一時1.0722ドルまで上昇。変動を伴いつつ1.0707ドルで引けた。
ユーロ・円は、143.26円で取引を開始し、朝方に一時143.05円まで値を切り下げた。その後は反発する動きみ見られたが、方向感なく推移し、143.29円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.502% (+0.000)