【米国】
為替(2023年4月5日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 131.69 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0956 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 144.22 (円)
ポンド円 GBP/JPY 164.56 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2499 (米ドル)
4月4日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル売りが進行した。この日発表された2月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数(前回1056.3万件、予想1050.0万件、結果993.1万件)が市場予想を下回ったことを受け、米ドルが大幅に売られた。労働市場の減速を受け、市場ではFRB(米連邦準備理事会)が利下げを行う時期が早まるとの見方が強まったようだ。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.83%、10年債が3.34%となっている。
米ドル円は132.91円で取引を開始。低調な米経済統計が発表されると急落し、一時は131.52円まで値を切り下げた。その後も大きな反発は見られず、131.70円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0891ドルで始まり、米経済指標を受けて1.0973ドルまで急上昇した。その後は短期的な反動からやや押し戻され、1.0956ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2499ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は144.75円で取引を開始すると、徐々に値を切り下げる展開となった。一時は143.96円まで下落したものの、その後は小幅に反発し、144.22円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,402.38 -198.77 (-0.59%)
NASDAQ総合 USD 12,126.33 -63.12 (-0.52%)
S&P500 USD 4,100.60 -23.90 (-0.58%)
4月4日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反落した。低調な米労働市場を示す経済統計を受けて米国経済の先行き悪化が意識され、株式相場の重石となった。個別では電子商取引大手アマゾンなどが買われた一方、建機大手キャタピラーや農機大手ディアなどの売りが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.3405% (-0.076)
NY原油(WTI) USD/バレル 80.71 (+0.36%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,038.2 (+1.88%)
【日本】 欧州中銀関係者の発言を受けユーロ買いが進展
為替(17時)
4月4日の東京外国為替市場では、円売り・ユーロ買いが優勢となった。この日は、オーストリアの中銀総裁が5月に0.50%の利上げが行われる可能性に言及し、市場ではユーロ買いの支えとなった。また、米長期金利が足元でやや上昇していることから、米ドル買い・円売りが進行。
米ドル円は132.36円で取引を開始。朝方から堅調に推移し、一時は132.98円まで上昇。夕方にかけてはやや押し戻されたが、132.90円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0904ドルで始まると、午前中はやや軟調に推移した。一時は1.0883ドルまで下落したものの、夕方にかけては徐々に勢いを取り戻し、1.0917ドルまで戻して引けた。
ユーロ円は144.32円で取引を開始した。朝方から堅調に推移し、夕方になると上昇ペースが加速。一時は145.13円まで水準を切り上げ、そのまま高値近辺となる145.09円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.411% (+0.045)