【米国】中東情勢を巡る原油価格の動きに、為替相場は一喜一憂する値動きとなった
為替(2026年3月11日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 158.06(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1608(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 183.49(円)
ポンド円 GBP/JPY 212.07(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3417(米ドル)
3月10日のニューヨーク外国為替市場は、G7の原油備蓄の共同放出が採択されると原油価格が下落し、一時75ドル台まで低下した。ただ「イランがホルムズ海峡へ機雷の敷説を準備している」との一部報道からトランプ大統領は「イランがホルムズ海峡に機雷を設置し、撤去しないのであれば、イランに対する軍事的な対応は前例のないレベルになる」との考えを示した。
米ドル円は、ヘグセス米国防長官がイランへの軍事作戦について、新たな大規模攻撃を示唆すると原油価格は再度上昇し「有事のドル買い」が先行した。ただ、G7で石油備蓄の共同放出が採択されると原油価格は下落し157.40円まで売り戻された。もっとも「米諜報機関はイランがホルムズ海峡の航路に機雷の敷設を準備している兆候をとらえた」との報道もあり、原油価格の上昇とともにドル買いが優勢となった。
ユーロドルは、ドル円同様に中東関連の動きや原油価格の動向に一喜一憂する展開となった。午前2時台には1.1667ドルまで上値を伸ばし日通し高値を付けたものの、イランによるホルムズ海峡への機雷設置の可能性が示唆されると、原油価格が80ドル台半ばまで上昇し、ドル買いが優勢となった。
株式
NYダウ平均 USD 47,706.50 -34.29(-0.07%)
NASDAQ総合 USD 22,698.19 +2.24(+0.01%)
S&P 500 USD 6,781.49 -14.49(-0.21%)
株式市場は、石油備蓄の放出期待が高まりWTI原油先物価格が下落すると、インフレ再燃への警戒感が和らぎ買いが先行した。NYダウ平均は一時470ドル超上昇した。ただ、「イランがホルムズ海峡へ機雷の設置準備の兆候をとらえた」との報道で、再び軍事衝突の警戒感から売りが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 4.160 4.098% (-0.050)
NY原油(WTI) USD/バレル 84.81 82.84 (-6.37%)
NY金(COMEX) USD/オンス 5,198.7 5,148.7 (-0.24%)
【日本】この日は終始、原油価格に連動したドルの売買が主導となった
為替(17時)
3月10日の東京外国為替市場は、前日からの原油価格の下落を受けたドル売りの流れを引き継ぎドル売りが先行した。もっとも原油価格が下げ渋るとドル売りも一服した。午後に入ると再び原油価格が下落し、それに伴ってドル売りが再度優勢となった。
米ドル円は、前日からのドル売りの流れを引き継ぎ、東京仲値にかけて157.53円まで下押した。84ドル台まで大きく下落していた原油価格が88ドル台まで反発したことで、ドル円も157.93円まで下げ渋ったが、原油価格が再び低下したことで157.27延安で下値を拡大した。
ユーロドルは、朝方に1.1645ドルまで上値を伸ばしていたもののその後はじり安に推移し13時過ぎには1.1607ドルまで下押した。ただその後は原油価格が伸び悩むとともに全般でドル売りが進んだ流れに沿って1.1663ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、ドル円の下落につれて183.05円まで売りが先行した。日経平均株価が堅調に推移したものの為替相場への反応は限定的で183.20円前後でもみ合った。欧州勢参入後にはユーロドルが上昇したことを受けて、買いが優勢となり183.44円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 2.167% (-0.018)
【市場主要イベント】
11日 米 消費者物価指数
12日 米 前週分新規失業保険申請件数
13日 英 1月月次国内総生産
米 四半期実質国内総生産
米 個人消費支出