堅調な米経済指標を受けて米ドル円は134円台に上昇

【米国】

為替(2023年4月18日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  134.48  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0927  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   146.93  (円)
ポンド円          GBP/JPY   166.40  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2375  (米ドル)
 
4月17日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル円の上昇が目立った。この日発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数(前回-24.6、予想-18.1、結果10.8)が市場予想を上回り、5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げが行われるとの見方が強まった。また、NAHB(全米住宅建設業協会)による4月の住宅市場指数も4カ月連続で改善となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.19%、10年債が3.60%となっている。
 
米ドル円は134.07円で取引を開始すると堅調に推移した。一時は134.57円まで上昇すると、その後はやや上値が重くなったものの、この日の高値近辺となる134.49円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0954ドルで始まり、その後は軟調な展開となった。一時は1.0910ドルまで下落した。取引時間後半はやや持ち直す展開となり、1.0927ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2375ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は146.86円で取引を開始。一時は146.67円まで下落したもののその後は持ち直し、一時は147.08円まで上昇した。146.94円で取引を終えている。
 
株式
NYダウ平均     USD  33,987.18   +100.70 (+0.30%)
NASDAQ総合  USD  12,157.73   +34.26 (+0.28%)
S&P500       USD    4,151.32   +13.67 (+0.33%)
 
4月17日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反発した。米経済指標が市場予想を上回ったことを受けて景気敏感株などが買われ、相場を押し上げた。個別では検索大手アルファベットや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどの下落が目立った一方、ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなどの銀行株は堅調だった。
 
債券・商品先物
米国債10年                   3.6042%  (+0.087)
NY原油(WTI)   USD/バレル     80.83  (-2.04%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  2,007.00  (-0.43%)
 
 

【日本】 手掛かり材料なく米ドル円は小動きに終始

 
為替(17時)
4月17日の東京外国為替市場では、手掛かり材料を欠く展開となった。米国ではここ数日の低調な経済指標を背景としてFRB(米連邦準備理事会)による利上げの打ち止めが議論されているのに対し、欧州では依然として積極的な利上げが続くとの見方が強い。これら金融政策の違いから、市場はユーロ買い・米ドル売りに傾きやすい状況となっている。ただ、この日は積極的に手掛ける材料を欠き、主要通貨ペアは方向感のない値動きとなった。
 
米ドル円は133.90円で取引を開始。高値134.22円と安値133.71円の範囲で上下する展開が続いた。そのまま133.97円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0987ドルで始まると、一時は1.0962ドルまで下落。しかしその後は1.1000ドルまで上昇するなど、方向感なく推移し、1.0965ドルで引けた。
 
ユーロ円は147.12円で取引を開始。一時は147.46円まで上昇したが、その後は一転して146.80円まで下落するなど、荒っぽい値動きとなった。引けにかけては弱含み、安値近辺となる146.90円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利 0.477% (+0.021)

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