【米国】
為替（2023年5月4日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 134.57 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1064 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 148.98 (円)
ポンド円 GBP/JPY 169.11 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2565 (米ドル)
5月3日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル円の下落が続いた。FOMC（米連邦公開市場委員会）では市場予想通り0.25％の利上げが決定された。また、パウエルFRB（米連邦準備理事会）議長は記者会見で根強いインフレへの警戒感を示し、米景気が冷え込むとの見方が広がったことから米ドルの売りが進んだ。なお、ISM非製造業景気指数（前回51.2、予想51.9、結果51.9）は市場予想通りとなり、特段材料視されなかった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債（長期金利）の利回りを上回る現象（逆イールド）が継続しており、2年債が3.83%、10年債が3.34%となっている。
米ドル円は135.40円で取引を開始。取引時間前半には一時は135.70円まで上昇する場面があったものの、長くは続かず下落に転じた。終盤にかけて一段安の展開となり、134.58円まで下落して取引を終えた。
ユーロドルは1.1039ドルで始まると徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.1092ドルまで急速に上昇する場面もあり、1.1064ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2565ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は149.50円で取引を開始し、取引時間前半に一時149.98円まで上昇する場面があった。しかし、直ぐに反落すると今度は148.92円まで下落。そのまま安値近辺となる148.98円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,414.24 -270.29 (-0.8%)
NASDAQ総合 USD 12,025.33 -55.18 (-0.46%)
S&P500 USD 4,090.75 -28.82 (-0.70%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。パウエル議長は記者会見で年内の利下げについて否定的な見解を示し、金融引き締めが長引くとの見方が広がった。個別では半導体大手インテルや製薬大手イーライリリーなどが上昇した一方、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズやソフトウェア大手アドビなどの下落が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.3412% (-0.085)
NY原油（WTI） USD/バレル 68.60 (-4.27%)
NY金（COMEX） USD/オンス 2,037.0 (+0.67%)
【日本】 薄商いのなか、米金融システム不安を意識した円買いが優勢
為替（17時）
5月3日の東京外国為替市場では、ほぼ一方的に円が買われる展開となった。アジアの主要市場が休場で薄商いのなか、足元でくすぶっている米金融システム不安を意識したリスク回避の動きが優勢。また、ニューヨーク時間に公表される5月のFOMCについては0.25%の利上げがほぼ織り込まれたが、最近の銀行セクターの混乱を踏まえてパウエル議長が会見でハト派的な姿勢を見せる可能性も意識されている。
米ドル円は136.52円で取引を開始すると、ほぼ一貫して下落する展開となった。取引時間終盤には一時135.53円まで売り込まれ、引けにかけては僅かながら戻して135.67円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1006ドルで始まり、段階的に水準を切り上げる展開となった。終盤にかけては一時1.1047ドルまで上昇し、そのまま高値近辺となる1.1040ドルで引けた。
ユーロ円は米ドル円と同じくほぼ一貫して下落する展開となった。150.30円で取引を開始し、取引時間前半には一時150.39円まで上昇したものの、直ぐに反落した。時間とともに水準を切り下げと、一時は149.63円まで下落。149.81円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.418% (+0.000)