米債務上限問題の進展期待から米金利上昇、米ドル円は137円台に

【米国】

為替(2023年5月18日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  137.58  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0840  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   149.14  (円)
ポンド円         GBP/JPY   171.81  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2489  (米ドル)

5月17日のニューヨーク外国為替市場では、円が売られる展開となった。米国の債務上限問題に関して、共和党のマッカーシー下院議長はバイデン大統領と協議を行い、「週末までに合意を得ることが可能」と語ったと大手メディアが報じた。これを受けて、米金利が上昇し、日米金利差拡大を意識した米ドル買い・円売りが強まった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.16%、10年債が3.56%となっている。

米ドル円は137.15円で取引を開始。朝方からほぼ一貫して堅調に推移し、一時は137.71円まで上昇した。引けにかけては小幅に押し戻され、137.58円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0824ドルで始まり、一時は1.0849ドルまで上昇した。取引時間の後半はやや上値の重い展開となり、1.0841ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2489ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は148.45円で取引を開始。米ドル円と近しい値動きとなった。一時は149.26円まで上昇し、149.15円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  33,420.77   +408.62 (+1.24%)
NASDAQ総合   USD  12,500.57   +157.52 (+1.28%)
S&P500           USD    4,158.77    +48.87 (+1.19%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は大幅に反発した。米債務上限問題の協議が進展するとの期待が広がり、投資家によるリスク選好が強まった。個別では電気自動車大手テスラや銀行大手ウェルズファーゴなどの上昇が目立った一方、半導体大手インテルや通信大手Tモバイルなどは下落した。

債券・商品先物
米国債10年                                 3.5669%  (+0.026)
NY原油(WTI)     USD/バレル    72.77  (+2.69%)
NY金(COMEX)   USD/オンス  1,985.2  (-0.39%)
 

【日本】 堅調な国内株式相場を受けてリスクテイクの円売り・米ドル買いが進行

為替(17時)
5月17日の東京外国為替市場では、前日からの流れを引き継いで米ドルが買われる展開となった。日経平均株価が終値で節目の3万円を突破し、市場ではリスクテイクに伴う円売り・米ドル買い圧力が強まった。また、国内金利水準が低下し、日米金利差の拡大を意識した米ドル買いも出やすかった。

米ドル円は136.38円で取引を開始。朝方から堅調に推移し、午後になると一段高の展開となった。一時は137.09円まで上昇。引けにかけても底堅く推移し、137.05円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0863ドルで始まり、朝方は一時1.0874ドルまで上昇した。しかし、徐々に水準を切り下げると、午後には一時は1.0827ドルまで下落。そのまま1.0829ドルで引けた。

ユーロ円は148.15円で取引を開始。徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は148.66円まで上昇した。取引時間の終盤はやや押し戻され、148.42円まで下落して取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.364% (-0.026)

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