強い米住宅関連指標を受けて米ドル円は150円台に到達

【米国】

為替(2023年10月26日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  150.23  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0566  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   158.74  (円)
ポンド円          GBP/JPY   181.73  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2106  (米ドル)
 
10月25日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。この日発表された米国の新築住宅販売件数(前回675千件、予想685千件、結果759千件)が市場予想を上回ると米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・米ドル買いが優勢となった。米ドル円は節目となる1ドル150円台に到達した。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.14%、10年債が4.95%となっている。
 
米ドル円は149.93円で取引を開始すると、徐々に水準を切り上げる展開となった。節目の1ドル150円を突破したことで勢いが加速し、一時は150.32円まで上昇。その後はやや反落し、150.23円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0573ドルで始まると、軟調な展開となった。一時は1.0596ドルまで上昇したものの、その後は上値を切り下げ、一時は1.0566ドルまで下落。1.0566ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2106ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は158.52円で取引を開始。この日は売り買いが交錯する展開となった。一時は158.84円まで上昇したが、その後は一転して押し戻され、一時は158.44円まで下落。158.75円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  33,035.93   -105.44 (-0.32%)
NASDAQ総合  USD  12,821.23   -318.65 (-2.43%)
S&P500           USD    4,186.77    -60.9 (-1.43%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。半導体大手テキサスインスツルメンツの決算が低調な内容だったことを受けて、半導体関連銘柄が幅広く売られた。個別ではソフトウェア大手マイクロソフトやクレジットカード大手ビザなどの上昇が目立った一方、検索大手アルファベットや電子商取引大手アマゾンなどが下落した。
 
債券・商品先物
米国債10年                  4.9592%  (+0.135)
NY原油(WTI)   USD/バレル    85.39  (+1.97%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,994.9  (+0.44%)
 
 

【日本】 主要通貨ペアは小動きに終始、ユーロは低調な経済指標が重しに

 
為替(17時)
10月25日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアはいずれも小動きに終始した。米長期金利がやや上昇したことを受けて、一時は米ドルを買う動きが優勢となった。一方、前日に発表された欧州圏のPMI(購買担当者指数)が弱い結果だったことから、ユーロは相対的に買いづらい状況が意識された。
 
米ドル円は149.85円で取引を開始。その後は方向感を欠く展開となり、一時は149.93円まで上昇したものの、一点して149.8円まで押し戻される動きとなった。引けにかけても小動きに終始し、149.90円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0592ドルで始まると、取引時間の前半は一時1.0607ドルまで上昇した。しかしその後は軟調に推移する展開となり、一時は1.0578ドルまで下落。1.0587ドルで引けた。
 
ユーロ円は158.72円で取引を開始。一時は158.94円まで上昇したものの、その後は反落した。引けにかけては一時158.58円まで下落し、158.71円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利  0.8555% (+0.007)

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