【米国】
為替(2023年12月1日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 148.23 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0885 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.36 (円)
ポンド円 GBP/JPY 187.13 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2623 (米ドル)
11月30日のニューヨーク外国為替市場では、要人の発言を受けてやや米ドルが買われる展開となった。この日、サンフランシスコ連銀総裁が現時点では利下げについて考えていないと述べたことに加え、ニューヨーク連銀総裁は景気抑制的な金融政策はかなりの期間続くとの見解を示した。これらを受けて、最近強まっていたFRB(米連邦準備理事会)による利下げ時期を巡る思惑が後退し、米ドルが買われやすい状況となった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.70%、10年債が4.33%となっている。
米ドル円は147.57円で取引を開始。取引時間の前半は水準を切り上げる展開となり、一時は148.49円まで上昇した。しかし、買いは続くことなくその後は反落し、一時は147.22円まで下落した。引けにかけては反発し、148.24円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0926ドルで始まると、徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は1.0879ドルまで下落すると、引けにかけても軟調に推移し、1.0885ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2623ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は161.23円で取引を開始。朝方に一時161.94円まで大幅に上昇したが、その後は反落して水準を切り下げた。取引時間の後半は方向感を欠く展開となり、161.36円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 35,950.89 +520.47 (+1.47%)
NASDAQ総合 USD 14,226.22 -32.27 (-0.23%)
S&P500 USD 4,567.8 +17.22 (+0.38%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。引き続き、FRB(米連邦準備理事会)による利上げ局面が終了したとの見方が相場の支えとなった。個別では半導体大手エヌビディアや検索大手アルファベットなどの下落が目立った一方、航空機大手ボーイングや医療保険大手ユナイテッド・ヘルスなどが上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.337% (+0.074)
NY原油(WTI) USD/バレル 75.67 (-2.63%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,056.0 (-0.44%)
【日本】 低調な欧州経済指標を受けてユーロが売られる
為替(17時)
11月30日の東京外国為替市場では、ユーロが売られる展開となった。欧州主要国の経済指標が弱い結果だったことが、ユーロ売りの材料となった。この日発表されたフランスの消費者物価指数(CPI)は予想を下回ってマイナスに転じたほか、2023年7-9月期の国内総生産(GDP)改定値も弱い結果だった。
米ドル円は147.08円で取引を開始。この日は方向感を欠く展開となり、高値147.27円と安値146.85円のレンジでの推移が続いた。引けにかけてはやや強含み、147.18円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0972ドルで始まると、朝方に一時は1.0984ドルまで上昇する場面があった。しかし、その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は1.0921ドルまで下落。そのまま1.0923ドルで引けた。
ユーロ円は161.38円で取引を開始。一時は161.53円まで上昇したものの、その後は軟調に推移し、一時は160.59円まで下落。引けにかけてはやや反発し、160.77円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.6694% (-0.007)