FOMCを控えてポジション調整が優勢、やや円が買われる展開に

【米国】

為替(2023年7月26日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  140.94  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.1053  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   155.80  (円)
ポンド円      GBP/JPY   181.85  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2901  (米ドル)

7月25日のニューヨーク外国為替市場では、やや円が買われる展開となった。この日発表されたS&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比、前回-1.70%、予想-1.80%、結果-1.70%)は市場予想をやや上回り、一時は米ドル買いの要因となった。ただし、7月27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、ポジションを調整する動きも出やすかった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.87%、10年債が3.89%となっている。

米ドル円は141.39円で取引を開始。朝方に一時は141.6円まで上昇したものの、その後は軟調に推移した。一時は140.86円まで下落すると、引けにかけてはやや反発し、140.95円で取引を終えた。

ユーロドルは1.1049ドルで始まると、その後は方向感を欠く展開となった。一時は1.1021ドルまで下落したものの、その後は底堅く推移し、1.1053ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2901ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は156.22円で取引を開始。その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は155.62円まで下落する場面があった。引けにかけては底堅い展開となり、155.8円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  35,438.07   +26.83 (+0.08%)
NASDAQ総合  USD  14,144.56   +85.68 (+0.61%)
S&P500        USD    4,567.46    +12.81 (+0.28%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。決算を発表した工業製品・事務用品スリーエムなどが上昇し、株価指数を支えた。ただ、FOMCを控えて引けにかけては伸び悩んだ。個別では半導体大手エヌビディアやソフトウェア大手マイクロソフトなどが上昇した一方、自動車大手のフォードやGMなどの下落が目立った。

債券・商品先物
米国債10年                      3.8914%  (+0.023)
NY原油(WTI)   USD/バレル    79.40  (+0.83%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,966.6  (+0.49%)
 

【日本】 中国景気刺激策への期待が高まるも、主要通貨ペアは方向感を欠く


為替(17時)
7月25日の東京外国為替市場では、 方向感を欠く展開となった。中国での景気刺激策への期待から中国・香港株が大幅高となり、一時はリスクテイクに伴う円売りが生じた。一方、夕方になると欧州株式市場が軟調に始まり、その後はもみ合いとなった。米ドルは米長期金利が低下したことで売りが優勢となったが、米金利が持ち直すと、米ドルは買戻しが強まった。

米ドル円は141.46円で取引を開始。その後は売り買いが交錯する展開となり、高値141.62円と安値141.21円の範囲で推移。141.37円で取引を終えた。

ユーロドルは1.1064ドルで始まると、朝方からやや堅調な展開となり、一時は1.1087ドルまで上昇。ただし、夕方にかけてはやや反落し、1.1071ドルで引けた。

ユーロ円はユーロドルと似た値動きとなった。156.5円で取引を開始すると、一時は156.89円まで上昇。その後は軟調に推移し、156.52円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.462% (+0.016)

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