【米国】
為替（2023年8月25日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 145.84 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.081 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 157.66 (円)
ポンド円 GBP/JPY 183.69 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2601 (米ドル)
8月24日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが軟調に推移した。東京市場の流れを引き継ぎ、前日のユーロ圏やドイツなどの低調な経済指標を受けたユーロ売りが優勢となった。一方、米国株式相場が軟調に推移したことを背景に、リスク・オフに伴う米ドル買いも出やすい状況だった。また、この日発表された米新規失業保険申請件数（前回239千件、予想241千件、結果230千件）が市場予想を下回ったことで労働市場の強さが改めて意識され、米長期金利が上昇したことも、米ドル買いの要因となった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債（長期金利）の利回りを上回る現象（逆イールド）が継続しており、2年債が5.01%、10年債が4.23%となっている。
米ドル円は145.66円で取引を開始。この日は方向感を欠く展開となり、高値145.96円と安値145.44円の範囲で推移した。その後も売り買いが交錯し、145.85円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0842ドルで始まると、朝方に一時は1.0849ドルまで上昇する場面があった。しかし、その後は軟調な展開となり、徐々に水準を切り下げた。一時は1.0805ドルまで下落し、そのまま1.0811ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2601ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は157.93円で取引を開始。徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は157.58円まで下落した。引けにかけてはやや反落し、157.67円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,099.42 -373.56 (-1.08%)
NASDAQ総合 USD 13,463.97 -257.06 (-1.87%)
S&P500 USD 4,376.31 -59.69 (-1.35%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。8月25日にパウエルFRB（米連邦準備理事会）議長が講演を行う予定のため、金融引き締めへの警戒感が株式相場の重しとなった。個別では電子機器大手アップルや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどの下落が目立った一方、半導体大手エヌビディアやヘルスケア大手ジョンソンエンドジョンソンなどは小幅に上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.2391% (+0.047)
NY原油（WTI） USD/バレル 78.88 (+0.400%)
NY金（COMEX） USD/オンス 1,944.7 (-0.01%)
【日本】 堅調な国内株式相場を背景に円売りが進行
為替（17時）
8月24日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となった。国内株式相場が堅調に推移したことから、リスクテイクに伴う円売りが優勢となった。また、米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差の拡大を意識した円売り・米ドル買いが優勢となった。一方、前日にユーロ圏やドイツで低調な経済指標が発表されたことなどを受けて、ユーロは買いにくい状況も意識された。
米ドル円は144.82円で取引を開始。この日はほぼ一貫して堅調に推移し、一時は145.35円まで上昇。引けにかけても底堅く推移し、145.33円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0862ドルで始まると、売り買いが交錯する展開となった。一時は1.0877ドルまで上昇したものの、午後になると軟調に推移し、1.0856ドルまで下落して引けた。
ユーロ円は157.32円で取引を開始。一時は157.11円まで下落する場面もあったが、その後は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は157.89円まで上昇した。引けにかけてはやや反落し、157.77円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.6439% (-0.0280)