翌日の米雇用統計の発表を控えて円が買われる

【米国】

為替(2023年9月1日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  145.53  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0843  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   157.82  (円)
ポンド円         GBP/JPY   184.37  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2668  (米ドル)

8月31日のニューヨーク外国為替市場では、円が買われる展開となった。翌日9月1日には米雇用統計の発表を控えていることから、短期的に持ち高調整の円買いが入った。なお、この日発表された米新規失業保険申請件数(前回230千件、予想233千件、結果228千件)は市場予想を下回った。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.86%、10年債が4.1%となっている。

米ドル円は145.82円で取引を開始。一時は146.23円まで上昇したものの、その後は急速に水準を切り下げる展開となり、一時は145.35円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、145.54円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0869ドルで始まると、徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は1.0835ドルまで下落したが、取引時間の後半はやや反発し、1.0844ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2668ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は158.48円で取引を開始。取引時間の前半には一時158.73円まで上昇した。しかし、その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、157.62円まで下落した。ただし、引けにかけてはやや反発し、157.83円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  34,721.91   -168.32 (-0.48%)
NASDAQ総合   USD  14,034.97   +15.65 (+0.11%)
S&P500           USD    4,507.66    -7.21 (-0.16%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。翌日の米雇用統計の発表を控えて、短期的にポジションを調整する動きが優勢となった。個別では電子商取引大手アマゾンやソフトウェア大手セールスフォースなどが上昇した一方、医療保険大手ユナイテッド・ヘルスやソフトウェア大手マイクロソフトなどの下落が目立った。

債券・商品先物
米国債10年                            4.1091%  (-0.002)
NY原油(WTI)    USD/バレル    83.58  (+2.38%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,966.6  (-0.32%)
 

【日本】 円が買われる展開、ユーロはECB高官の発言を受けて売られる

為替(17時)
8月31日の東京外国為替市場では、円が買われる展開となった。国内株式相場が堅調に推移したことから、一時はリスクテイクに伴う円売りが優勢となる場面もあった。また、ECB(欧州中央銀行)のシュナーベル専務理事がユーロ圏の先行き不透明感について言及したことが嫌気され、ユーロが対米ドルと対円でともに売られる展開となった。

米ドル円は146.18円で取引を開始。朝方から軟調な展開となり、一時は145.72円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、145.92円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0925ドルで始まると、ほぼ一貫して軟調に推移し、一時は1.089ドルまで下落。引けにかけても軟調に推移し、1.0893ドルで引けた。

ユーロ円は159.71円で取引を開始。水準を大幅に切り下げる展開となり、一時は158.78円まで下落。引けにかけても軟調に推移し、158.94円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.6423% (-0.009)

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