米CPIは市場予想を上振れも、主要通貨ペアは方向感を欠く

【米国】

為替(2023年9月14日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY  147.40  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0730  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   158.15  (円)
ポンド円         GBP/JPY   184.02  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2490  (米ドル)

9月13日のニューヨーク外国為替市場では、主要通貨ペアは方向感を欠く展開となった。この日発表された米消費者物価指数(CPI)(前年比、前回3.2%、予想3.6%、結果3.7%)は市場予想を上回り、米国での根強いインフレに対する懸念が広がった。ただし、為替市場では比較的小幅の値動きが優勢となった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.98%、10年債が4.25%となっている。

米ドル円は147.44円で取引を開始。一時は147.6円まで上昇したものの勢いは続かず、徐々に水準を切り下げると、147.17円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、147.4円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0748ドルで始まると、一時は1.0756ドルまで上昇。しかし、その後は反落し、1.0731ドルまで下落して引けた。ポンドは、対米ドルで1.249ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は158.46円で取引を開始。徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は158.13円まで下落。そのまま軟調に推移し、158.15円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  34,575.53   -70.45 (-0.20%)
NASDAQ総合   USD  13,813.59   +39.96 (+0.29%)
S&P500           USD    4,467.44    +5.53 (+0.12%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。インフレの沈静化に時間を要するとの見方が広がり、株式相場の重荷となった。個別では電子機器大手アップルや動画配信大手ネットフリックスなどの下落が目立った一方、ソフトウェア大手のオラクルやセールスフォースなどが堅調に推移した。

債券・商品先物
米国債10年                           4.2574%  (-0.027)
NY原油(WTI)   USD/バレル    88.52  (-0.29%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,932.5  (-0.18%)
 

【日本】 米CPIを控えて手掛けにくい展開、円はやや売られる

為替(17時)
9月13日の東京外国為替市場では、円がやや売られる展開となった。米ドル円はポンド円や他のクロス円の売りにつられて一時は下落したが、米長期金利が高止まったことで徐々に持ち直す展開となった。ただし、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、積極的には米ドルを買い進みにくい状況も意識された。

米ドル円は147.12円で取引を開始。朝方は一時147.20円近辺まで下落したものの、その後は徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は147.45円まで上昇し、147.27円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0759ドルで始まると、売り買いが交錯する展開となった。高値1.0765ドルと安値1.0731ドルの範囲で推移し、1.0744ドルで引けた。

ユーロ円は158.29円で取引を開始。朝方は軟調に推移し、一時は158.01円まで下落した。しかし、その後は持ち直し、一時は158.66円まで上昇。引けにかけてはやや反落し、158.22円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.705% (-0.000)

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