【米国】
為替(2023年9月15日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.43 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0642 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 156.92 (円)
ポンド円 GBP/JPY 182.96 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.241 (米ドル)
9月14日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが大幅に売られる展開となった。ECB(欧州中央銀行)はこの日の定例理事会で政策金利を4.25%から4.50%に引き上げることを決定。しかし、一部メンバーが金利の据え置きを支持したことが判明したほか、成長見通しを下方修正したことなどもあって、利上げサイクルの終了に対する思惑が強まり、ユーロを売る動きが強まった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.00%、10年債が4.29%となっている。
米ドル円は147.34円で取引を開始。一時は147.02円まで下落したものの、その後は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は147.57円まで上昇。引けにかけても底堅く推移し、147.43円で取引を終えた。
ユーロドルは1.073ドルで始まると、一時は1.0747ドルまで上昇。しかし、ECBによる金融政策を巡ってユーロは売られ、一時は1.0632ドルまで下落。その後も軟調に推移し、1.0643ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.241ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は158.11円で取引を開始。ユーロドルと同様に大幅に売られる展開となり、一時は156.64円まで下落。引けにかけてはやや反発し、156.92円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,907.11 +331.58 (+0.96%)
NASDAQ総合 USD 13,926.05 +112.45 (+0.81%)
S&P500 USD 4,505.1 +37.66 (+0.84%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。半導体設計大手アームが新規上場したことを受けて市場心理が改善した。個別ではソーシャルメディア大手メタプラットフォームズや電気自動車大手テスラなどが上昇した一方、動画配信大手ネットフリックスやカード決済大手ビザなどが下落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.2942% (+.037)
NY原油(WTI) USD/バレル 90.73 (+2.49%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,932.5 (+0.00%)
【日本】 主要通貨ペアは方向感を欠く、国内株高でリスクテイクの円売りも
為替(17時)
9月14日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアは方向感を欠く展開となった。米長期金利が低下したことで一時は米ドル売りが先行した。ただ、米長期金利が下げ止り、国内株式相場が堅調に推移したことから、リスクテイクに伴う円売りが優勢となった。
米ドル円は147.37円で取引を開始。朝方から軟調な展開となり、一時は147.02円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、147.28円で取引を終えた。
ユーロドルは1.073ドルで始まると、小幅ながら徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.0752ドルまで上昇したものの、その後は上値の重さが意識される展開となり、1.0734ドルまで下落して引けた。
ユーロ円は158.14円で取引を開始。一時は157.92円まで下落したものの、その後は底堅い値動きとなり、一時は158.20円まで上昇した。そのまま158.1円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.7037% (-0.001)