【米国】米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったもののドル売りが優勢
為替(2024年11月6日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 151.52 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0925 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 165.54 (円)
ポンド円 GBP/JPY 197.40 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3027 (米ドル)
11月5日のニューヨーク外国為替市場は、米大統領選挙を前に結果発表を見極めたい向きが強く、ポジション調整目的の売りが優勢となった。24時に米ISM非製造業景況指数(予想:53.8、結果:56.0)が予想を上回った事で一時的にドル買いが優勢となったものの勢い続かず、全般でドル売りが優勢となった。
米ドル円は、米大統領選投開票を前に様子見ムードが広まっている。売り材料は伝わっていないものの、ポジション調整目的の売りが先行し151.76円まで下押した。24時には米ISM非製造業景況指数が予想を上回った事がわかると買戻しが優勢となり、152.21円まで下げ渋った。ただ、買いは長続きせずすぐに売り戻され、引けまでに151.33円まで下押した。
ユーロドルは、ポジション調整目的のドル売りが優勢となり、23時台には1.0910ドルまで上値を伸ばした。ただ、米ISM非製造業景況指数が予想を上回るとドル買いが優勢となり1.0887ドルまで下押した。もっともドル買いの勢いは続かず、米10年債利回りの上げ幅縮小に伴いドル売りが緩やかに進み、引けまでに1.0936ドルまで上値を伸ばした。
株式
NYダウ平均 USD 42,227.73 +427.92(+1.02%)
NASDAQ総合 USD 18,438.62 +255.69(+1.40%)
S&P500 USD 5,783.06 +69.41(+1.21%)
株式市場では、米大統領選挙の結果を見極めたい向きが強く、しばらくもみ合いが続いた。24時に米ISM非製造業景況指数が予想を上回った事が伝わると、買いが優勢となった。ハイテク株比率が高いナスダックは、NYダウ平均に採用が決まったエヌビディアがこの日も買われた。
債券・商品先物
米国債10年 4.289% (-0.010)
NY原油(WTI) USD/バレル 72.29 (+0.55%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,752.1 (+0.20%)
【日本】堅調な日経平均株価を背景に円売りが進行したが、米大統領選挙を控え積極的な取引とはならなかった
為替(17時)
11月5日の東京外国為替市場は、日経平均株価が高く寄り付き堅調に推移していることを背景に、クロス円は堅調に推移した。日経平均株価は一時570円超高まで上げ幅を拡大した。ただ、夜には米大統領選挙の投開票が控えていることもあり、積極的な取引は控えられ積極的に宝庫王冠の出るような相場とはならなかった。
米ドル円は、オープン直後に152.10円まで下押すも東京仲値にかけては買いが優勢となり、10時過ぎには152.44円まで上値を伸ばした。しかし、米大統領選挙の投開票を控えて一方的に買い進められる展開とはならず、11時台には152.16円まで押し戻された。後場に入ると日経平均株価が禿幅を拡大したことを眺め、ドル円も買いが優勢となり152.54円まで上値を伸ばしたが積極的な買いは続かず、152.17円まで押し戻された。
ユーロドルは、円中心の相場となる中で小幅なレンジでのもみ合いが続いた。15時以降は小幅ながらもドルの調整売りが優勢となり、1.0890ドルまで上値を伸ばした。ただ米大統領選挙を前に積極的な取引は控えられ1.0883ドルまで押し戻されるなど、様子見ムードで方向感は出にくかった。
ユーロ円は、オープン直後に165.39円まで下押し、すぐに買戻しが入るなどドル円に連れた動きとなった。日経平均株価が堅調に推移していることや中国Caixinサービス部門PMIが予想を上回った事で、165.77円まで上値を伸ばした。ただ、積極的に上値を試す展開とはならず、165.53円まで押し戻された。後場には、日経平均株価が上げ幅を拡大したことなどを支えに買いが優勢となり165.91円まで上値を伸ばした。もっともドル円が失速するとユーロ円も伸び悩んだ。
債券
日本国債10年 0.923% (-0.022)
【市場主要イベント】
6日 ユーロ ラガルドECB総裁の発言
米 PMI
7日 英 BOE政策金利発表
米 FOMC政策金利発表
8日 加 新規雇用者数