【米国】米10年債利回りは緩やかに低下
為替(2024年2月15日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 150.58 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0727 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.54 (円)
ポンド円 GBP/JPY 189.18 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2563 (米ドル)
2月14日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが緩やかに4.24%まで低下したことを受けドルが売られる展開となった。
グールズビーシカゴ連銀総裁の「インフレデータが若干高くなる可能性もあるが2%目標達成軌道に変わりはない」との発言を受けて、利下げ観測が再燃した。
またイエレン財務長官による「CPIのわずかな変動に注目するのは大きな間違いだ」「やるべきことはまだたくさんある」「全体的なインフレは正常な水準に戻りつつある」という発言では、サプライズはないものの、早期の利下げはけん制しつつ正常化には近づいていることが分かるとドル売りの後押しとなった。
米ドル円は、米10年債利回りの低下にともない、150.75円の高値を付けた後は上値が重く日通し安値を更新し、150.35円まで値を下げた。
その後は反発上昇するも動きは鈍く、150.58円で引けた。
ユーロドルは、東京時間に英消費者物価指数の発表を受け値を下げたものの、ニューヨーク時間では小幅ながらも堅調に推移し米10年債利回りの低下に合わせてユーロ高が進んだ。しかしは上値は重く1.0734ドルの高値を付け1.0723ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,441.83 +171.11 (+0.44%)
NASDAQ総合 USD 15,854.76 +194.85(+1.24%)
S&P500 USD 5,002.23 +48.54(+0.97%)
株式市場では、昨日の米1月消費者物価指数で利下げ観測の後退もあり大きく値を下げたものの、買戻しが入り底値は固く堅調に推移した。
市場では米経済がソフトランディングできるという期待は根強く、押し目買いが入りやすかったようだ。
米長期金利が低下したことでハイテク株に買いが入り、ハイテク株比率が高いナスダックは前日比1.24%と大幅に伸びた。
債券・商品先物
米国債10年 4.267% (-0.051)
NY原油(WTI) USD/バレル 76.29 (-1.49%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,003.9 (-0.07%)
【日本】鈴木財務相の発言を受けて為替介入の警戒感は高い
為替(17時)
2月14日の東京外国為替市場は、早朝に鈴木財務相が「為替の急激な変動は望ましくない」「より一層高い緊張感をもって市場動向を見ている」という発言から、為替介入への警戒感もあり、ドルがじりじりと売られる展開となった。米10年債利回りも低下し、4.28%まで下がった。
米ドル円は、鈴木財務相の発言を受けて為替介入の警戒感もありじりじりと値を下げていった。16時台には150.34円の安値を付けた。
前日の米1月消費者物価指数の結果を受けて150円台で揉み合っているが、為替介入の警戒感もあり上値は重たい状態になっている。
ユーロドルは、小幅な動きで1.0718まで高値を付けユーロ高水準となったが、16時の英消費者物価指数【前年比】(予想:4.2%、結果:4.0%)と予想を下回り、ポンドが売られるのにつられ、ドル高ユーロ安となり、1.0707ドルで引けた。
ユーロ円は、軟調。前日ニューヨーク時間後半からの下げを引き継ぎ軟調に推移した。一時161.33円まで値を戻すも、英消費者物価指数の結果を受けてポンドが売られるのにつられて、ユーロも売られ、161.01円まで安値を下げた。
債券
10年長期金利 0.756% 0.723% (+0.033)
【市場主要イベント】
2月15日 豪 失業率
新規雇用者数
英 第4四半期GDP【速報値】
米 小売売上高
小売売上高【除自動車】
2月16日 米 生産者物価指数
生産者物価指数【コア】
ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】