【米国】堅調な米経済指標を受けて、ドル買い優勢
為替(2024年2月23日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 150.50 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0821 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 162.87 (円)
ポンド円 GBP/JPY 190.54 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2633 (米ドル)
2月22日のニューヨーク外国為替市場は、米新規失業保険申請件数(予想:21.8万件、結果:20.1万件)が予想よりも減少し、労働市場の強さが再確認された他、連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長が過剰な金融緩和に警告をしたため、そうお切り下げ観測はさらに後退し、米10年債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
米ドル円は、米経済の堅調な経済指標やFRBのジェファーソン副議長の発言を受けて、ドル買いが進行。東京時間につけた150.46円の高値更新し、150.69円の日通し高値をつけた。しかし13日につけた150.88円超えを試すような勢いはなく、調整のドル売りが広がると150.47円まで押し目を付け150.50円で引けた。
ユーロドルは、ロンドン時間につけた1.0888ドルの高値からドル買いが進行し、東京時間の上昇をすべて戻す形でドル高ユーロ安となった。1.0802ドルまで安値を押し下げるも12日高値の1.0805ドルや20日頃から継続的に下げ渋っていたサポートラインが意識され、下抜けることはできず1.0821ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 39,066.53 +452.49(+1.17%)
NASDAQ総合 USD 16,036.06 +453.47(+2.91%)
S&P500 USD 5086.18 +104.85(+2.10%)
株式市場では、注目されていたエヌビディア決算が予想よりも好調で、翌四半期も好調な売り上げ見通しが示されたことで、同社の株は時間外から大幅に上昇した。それにつられる形で、他のハイテク株も堅調な動きを見せた。
主要3指標の中ではハイテク株比率の高いナスダックが、前日比2.91%の大幅な上昇を見せた。
債券・商品先物
米国債10年 4.323 (±0)
NY原油(WTI) USD/バレル 78.23 (+0.47%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,034.5 (-0.03%)
【日本】日経平均株価が史上最高値更新で、リスクオンのドル売り
為替(17時)
2月22日の東京外国為替市場は、米10年債利回りが4.3%まで下落するも下値は堅く、揉み合いが続いている。
東京時間には日経平均株価が史上最高値を更新したことや、欧州株先物も上昇していることで、リスクオンのドル売りが進行した。
米ドル円は、日本が休場前ということもあり中値にかけて本邦勢のドル買いが入り、150.45円の高値を付けたがその後買いは一服し、全般のドル売り円買いの流れにつられ、引けにかけては150.08円まで安値を押し下げた。
ユーロドルは、強含みで堅調に推移した。全般の流れがリスクオンのドル売りとなったことを受け、ユーロ高が進行し1.0853ドルまで上値を伸ばし、20日につけた1.0838ドルの高値を更新した。
ユーロ円は、中値のドル買い円売りにつられユーロ円も162.93円まで上昇したが、その後は買いも一服し、162.67円まで下押すも底値も固く26pipsの小さな値幅で揉み合いがつづいた。
引けにかけてはユーロが買われる展開となり162.93円の高値を更新するも勢いはつかず162.95円で引けた。
債券
10年長期金利 0.715% (-0.003)
【市場主要イベント】
2月23日 新 第4四半期小売売上高
米 クックFRB理事の発言
米 ウォラーFRB理事の発言