為替(2024年3月22日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 151.60 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0858 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 164.64 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.86 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2658 (米ドル)
米ドル円
18日(月)は、日経平均株価の1,000円超だかを支えに円安が進行した。ニューヨーク時間には、米10年債利回りが4.34%まで上昇したことを受けて、全般でドル買いが入りやすい状態となったが、ユーロ円・ポンド円などクロス円が下落したことで、米ドル円は揉み合いが続いた。
19日(火)は、日銀金融政策決定会合におけるマイナス金利解除の決定を受けて一時円買いが入ったが、植田日銀総裁の「当面の間は緩和的金融環境が続く」との見解を受けて、円売りドル買いが進行した。ニューヨーク時間になっても流れは変わらず、150.96円まで円安が進行した。
20日(水)は、日経平均株価が前日終値から1,000円超の上昇したことを支えに、円売りドル買いが進行し、151円を突破した。ニューヨーク時間にはFOMCの発表があり、政策金利を据え置き、年内の利下げ予想は3回が維持された事で、一時ドルが売られる展開となった。
21日(木)は、日経平均株価が史上最高値を更新したことを支えに強含み。ニューヨーク時間にはフィラデルフィア連銀製造業景気指数や中古住宅販売件数などの経済指標が予想よりも強い内容となったことで、ドル買いが先行した。また対欧州通貨に対して、ドル高が進んだことも後押しになり円安ドル高となった。ただ20日の高値151.81円を前に上値は重く伸び悩んだ。
ユーロドル
18日(月)は、ユーロ円とドル円の上昇に挟まれながらも底堅くじり高となり、1.0896ドルまで上値を伸ばしたが前週高値を前に買いは一服し売り戻された。ニューヨーク時間には、米経済のインフレ圧力の高さから、米早期利下げ観測が後退し、ドル買いが進行し一時1.0868ドルまで上値を伸ばした。
19日(火)は、東京時間には揉み合いが続いたが欧州勢の参入をきっかけに、ユーロ売りドル買いの展開が強まった。引けにかけては、1.0851ドルまで安値を押し下げた。ニューヨーク時間になってからは買い戻されじり高となった。米金利の先高観は根強いものの、ニューヨーク時間にはは米10年債利回りがやや低下したこともあり、ドル売りユーロ買いがはいり1.0867ドルまで上値を伸ばした。
20日(水)は、ラガルドECB総裁が「今後数か月のうちに利下げに向けた確信の度合いが高められるような証拠を得られるだろう」との発言を受けて欧州時間に1.0837ドルの安値を付けたが、ニューヨーク時間には買戻しが入り1.0922ドルまで上値を伸ばした。
21日(木)は、東京時間には揉み合いが続いたが、欧州時間以降はドル高の流れとなった。BOEの金融政策公表後に、ECBの利下げ開始時期が近付いているとの見解が一段と強まったことも相場の重しとなり、1.0855ドルまで安値を押し下げた。
ユーロ円
18日(月)は、日経平均株高によるリスクオンの流れに沿って、162.68円まで上値を伸ばし日通し高値を付けた。しかし日銀金融政策決定会合を前に、積極的に上を試す動きにはならずニューヨーク時間には161.94円まで安値を押し下げた。
19日(火)は、日銀のマイナス金利解除決定後の円売りが強まり大幅に高値を更新し163.49円まで上値を伸ばした。その後買いが一服し、鈴木財務相の「市場の為替動向を注視する」との発言もあり、売りが入りやすくなったが底堅くニューヨーク時間には163.99円まで上値を伸ばした。
20日(水)は、ドル円の上昇につられて上値をじりじりと伸ばした。しかし160.74まで上値を伸ばしたところで買いが一服し、ドル円の下げにつれて売りが入りやすくなった。一時下げる場面もあったが底値は固くニューヨーク時間引けにかけては、165.35円まで上値を伸ばした。
21日(木)ドル円と同じく株高を支えにした円売りユーロ買いが進み165.33円まで上値を伸ばした。しかし欧州時間以降は、ECBの利下げが近付いていることを観測するとユーロ安の展開となり、徐々に安値を切り下げていき164.56円まで安値を押し下げた。
3月18日 9時00分 ~3月22日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円 USD/JPY 148.91~151.81(円)
ユーロドル EUR/USD 1.0834~1.0942(ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.95~165.35(円)
ポンドドル GBP/USD 1.2650~1.2803(ドル)
ポンド円 GBP/JPY 189.53~193.53(円)
株式
18日(月)は、全般で買いが入ったが米10年債利回りの上昇を受けて、株式の相対的割高感が高まったこともあり、勢いはなかった。「アップルがiPhoneにグーグル生成AIのGeminiを搭載する方針」との報道が伝わると、ハイテク株に買いが集まり相場を押し上げた。
19日(火)は、米10年債利回りがじり安となったことで、株式の相対的割高感が薄れ買いが入りやすくなった。米住宅着工件数・建設許可数が予想を上回ったことで、消費関連株に買いが入りやすくなった。
20日(水)は、大幅に続伸しNYダウ平均とS&P500で史上最高値を更新した。FOMCでは市場の予想通り政策金利を据え置き、年内3回としていた利下げ予想を維持した。市場では利下げ回数が2回に減るのではないか警戒する動きもあったため、景気敏感株を中心に買いが広がった。
21日(木)は、主要3指標で史上最高値を更新した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、年内に3回の利下げ予想が据え置かれた事で、利下げ期待から買いが入りやすくなった。一方で、米司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反で提訴したアップルは4%超下落し、相場の上値を抑えた。