【米国】米小売売上高が予想を上回る結果となり、全般ドル買い
為替(2024年4月16日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.22 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0622 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 163.85 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.99 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2444 (米ドル)
4月15日のニューヨーク外国為替市場は、米小売売上高(予想:0.4%、結果:0.7%)の予想を上回る結果を受けて、全般ドル買いが先行した。米10年債利回りも一時4.661%と昨年11月以来の高水準を記録したこともドル買いを支えた。
米ドル円は、小売売上高の強い結果を受けて全般ドル買いが先行した。米10年債利回りも一時4.661%と昨年11月以来の高水準を記録したことも相場を下支えした。なお中東情勢の緊迫化もあり、伸び悩む場面もあったが、154.2円台を維持したまま引けた。
ユーロドルは、ECBの利下げ開始時期が近付いているという観測が高まる一方で、FRBの利下げ開始は後ずれする観測が高まっており、欧米の金利差拡大への思惑から、ユーロ売りドル買いが出やすくなった。コメ小売売上高の強い結果を受けて、1.0620ドルと昨年11月3日以来の安値を付けた。
株式
NYダウ平均 USD 37,734.25 -250.79(-0.66%)
NASDAQ総合 USD 15,885.91 -292.50(-1.80%)
S&P500 USD 5,061.67 -61.21(-1.19%)
株式市場では、米小売売上高が予想を上回る結果となったことで、米10年債利回りが4.661%台と大幅に上昇したことで、株式の相対的割高感が意識されて売りが優勢となった。イスラエルがイランへの報復の構えを見せると、NYダウ平均は一時320ドル超下げた。テスラは「世界の従業員の10%を削減する計画」と伝わると5%超急落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.606 (+0.080)
NY原油(WTI) USD/バレル 85.01 (+0.22%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,399.3 (+1.65%)
【日本】前週の円買いを取り戻すように、円安が進行した
為替(17時)
4月15日の東京外国為替市場は、前週金曜日に中東情勢の緊迫化からリスクオフの円買いが入ったが、そのショートカバーとなり前週金曜日の下げを取り戻す形となった。日本政府要人による円安をけん制する発言もあったが、市場の反応は限定的だった。
米ドル円は、前週までの米国の強い経済指標の結果を受けて日米の金利差を意識したドル買いが優勢で堅調な地合いを維持し、153.97円まで上値を伸ばした。
円安をけん制するような要人発言もあったが、相場の反応は限定的で一方的な円売りドル買いが進んだ。
ユーロドルは、ユーロ円の買いなどが支えとなり15時半前に1.0665ドルまで上値を広げたが、積極的に上値を仕掛ける勢いはなく、1.06ドル半ばで揉み合いが続いた。なおリトアニア中銀総裁が「50%以上の可能性で2024年の利下げは3回以上と予想」と発言したが、同総裁はハト派な事で市場の反応も限定的だった。
ユーロ円は、底堅く堅調に推移している。米株先物が堅調地合いを維持していることもあり、下押しも限られた中で、164.12円まで上値を伸ばした。前週金曜日には中東情勢悪化の懸念が高まりユーロが売られる展開となったが、強はそのショートカバーとなり金曜日の下げを取り戻す形となった。
債券
10年長期金利 0.866% (+0.019)
【市場主要イベント】
16日 中 第1四半期GDP
英 失業率
英 失業保険申請件数
加 消費者物価指数
米 住宅着工件数
17日 新 第1四半期消費者物価指数
英 消費者物価指数
英 生産者物価指数
英 小売物価指数
ユーロ 消費者物価指数
18日 英 失業率
英 新規雇用者数
米 新規失業保険申請件数
米 中古住宅販売件数
19日 日 全国消費者物価指数
英 小売売上高