【米国】米経済指標の強い結果を受けて全般でドル買いが優勢となった
為替(2024年9月27日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 144.78 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1176 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.83 (円)
ポンド円 GBP/JPY 194.23 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3414 (米ドル)
9月26日のニューヨーク外国為替市場は、米新規失業保険申請件数(予想:22.5万件、結果:21.8万件)や米耐久財受注額(予想:0.1%、結果:0.5%)が予想を上回る結果となると、米10年債利回りが3.75%から3.82%台まで上昇したことで全般でドル買いが優勢となった。ただ、月末のロンドンフィキシングに絡んだドル売りフローも観測された事で、ドル買いの勢いは続かず大きな方向感は出なかった。
米ドル円は、米10年債利回りが3.75%台へと低下した局面で円買い・ドル売りが強まると一時144.10円まで下押した。ただ、米新規失業保険申請件数や米耐久財受注額などが予想を上回る結果であることがわかると、米10年債利回りが3.82%台まで上昇しドルの買戻しが優勢となった。145.21円まで上値を伸ばしたが、27日に自民党総裁選挙投開票を前に様子見ムードも強く買いの勢いは続かず、様子見ムードとなった。
ユーロドルは、米新規失業保険申請件数や8月米耐久財受注額などが予想よりも強い内容だったことがわかると、米10年債利回りの上昇とともに全般でドル買いが先行した。23時過ぎには1.1125ドルまで下押したが、前日安値の1.1122ドルが目先のサポートとして意識されたことで下げ渋った。月末のロンドンフィキシングに絡んだドル売りフローも観測され1.1189ドルまで買い戻しが進んだ。
株式
NYダウ平均 USD 42,169.97 +246.71(+0.58%)
NASDAQ総合 USD 18,187.12 +104.38(+0.57%)
S&P500 USD 5,747.54 +25.17(+0.43%)
株式市場では、中国の景気浮揚策の発表が相次ぎ、一連の景気刺激策が中国経済を支えるとの見方が広がった。中国経済の恩恵を受けやすいキャタピラーやダウ、スリーエムなどに買いが入りやすく相場を押し上げた。米経済指標の堅調な結果も、米経済の底堅さを示したことで投資家心理の改善につながった。
債券・商品先物
米国債10年 3.800% (+0.013)
NY原油(WTI) USD/バレル 68.21 (-3.45%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,695.1 (+0.51%)
【日本】日経平均株価の上昇を受けて投資家心理が改善し、リスク・オンの円売りが優勢
為替(17時)
9月26日の東京外国為替市場は、日経平均株価が堅調に推移していることを受けて、リスク・オンの円売りが継続した。アジア株が概ね堅調に推移していることも投資家のリスク志向が改善したことも円売りを後押しした。ただ、27日に自民党総裁選挙の投開票を控えていることもあり、大きな方向感は出なかった。
米ドル円は、昨日の海外市場で大きく上昇した反動が出たほか、時間外の米10年債利回り小幅ながら低下して始まったことを受けて、144.57円まで下押した。ただ、日経平均株価が堅調に推移している事で、リスク・オンの円売りが継続し14時前には145.03円まで上値を伸ばした。買い一巡後は売り戻しが優勢となり、144.61円まで下押すも底値は固く、アジア株がおおむね堅調に推移したことで投資家のリスク志向が改善し、145.17円まで上値を更新した。
ユーロドルは、米10年債利回りが低下したことを受けて下値は固い動きとなったが、積極的に上値を試すような動きにはならず、ユーロ円の上昇に連れてじり高に推移した。16時台には1.1158ドルまで上値を伸ばした。最も買いが一巡後は米10年債利回りが3.78%まで上昇したことをきっかけに、ドル買いが優勢となり1.1125ドルまで下げ幅を拡大した。
ユーロ円は、東京オープン直後に160.84円まで下押したものの底値は固く、日経平均株価の上昇をにらんだ円売りの流れに沿って、12時台には161.54円まで上値を伸ばした。ただ、前日高値の161.66円が目先のレジスタンスとして意識されると、上値が重たくなり161.13円まで下押した。その後は株高を背景としたリスク・オンの円売りが支えとなり161.85円まで上値を伸ばし、日通し高値を付けた。
債券
日本国債10年 0.831% (+0.020)
【市場主要イベント】
27日 米 PCEデフレーター