【米国】米経済指標が市場予想を下回る結果となったことを受けて、ドル売りが優勢となった
為替(2025年10月1日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.94(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1733(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 173.47(円)
ポンド円 GBP/JPY 198.90(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3444(米ドル)
9月30日のニューヨーク外国為替市場は、米消費者信頼感指数(予想:96.0、結果:94.2)が市場予想を下回ったことを受けて、ドル売りが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖が懸念されていることも相場の重しとなった。日銀の早期利上げ観測の高まりから、引き続き円買いが優勢な地合いとなった。
米ドル円は、米政府機関閉鎖への懸念や日銀の早期利上げ観測が高まっていることを背景に、円買い・ドル売り試合が強まった。この日発表の米消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時147.65円まで下値を拡大した。
ユーロドルは、欧州時間のユーロ売り・ドル買いの流れを引き継ぎ22時台には1.1716ドルまで下押したものの、米経済指標が予想を下回る結果となると一転してドル売りが優勢となり1.1761ドルまで買い戻された。もっとも欧州時間高値に面合わせすると伸び悩み、売り戻された。
株式
NYダウ平均 USD 46,397.88 +81.82(+0.17%)
NASDAQ総合 USD 22,657.73 +64.40(+0.28%)
S&P 500 USD 6,688.47 +27.27(+0.40%)
株式市場は、米政府機関の一部閉鎖が懸念されるとNYダウ平均は売りが先行したものの、米利下げ期待を背景とした買いも入り引けにかけては史上最高値を更新した。「米製薬大手のファイザーは薬価引き下げでトランプ大統領と合意」との報道を好感し、製薬関連株に買いが入りやすかった。
債券・商品先物
米国債10年 4.156% (+0.015)
NY原油(WTI) USD/バレル 62.04 (-1.16%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,887.6 (+0.63%)
【日本】日経平均株価の低下や金利上昇を受けて、全般で円買いが優勢となった
為替(17時)
9月30日の東京外国為替市場は、本邦10年債利回りの上昇をきっかけに、全般で円買いが優勢となった。また時間外の米10年債利回りが一時4.12%台まで低下したことで、ドル売りも優勢となった。なお、豪準備銀行は予想通りに政策金利を3.60%に据え置いたが、声明文では追加利下げに慎重な姿勢を示した。
米ドル円は、月末の仲値にかけては148.84円まで上値を伸ばしたが、その後は徐々に上値を切り下げる展開となった。本邦長期金利が上昇したことや時間外の米10年債利回りが低下したことを受けて、円買い・ドル売りが優勢となり、17時までに147.94円まで下値を拡大した。
ユーロドルは、東京仲値にかけてドル円が上昇したこともあり、1.1712ドルまで下押したものの、午後からは時間外の米10年債利回りが低下したことを受けてドル売りが優勢となり16時台には1.1748ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、東京仲値にかけてドル円が上昇したことにつれて174.41円まで上昇したもののドル円が伸び悩むと上値を切り下げるなど、総じてドル円につれた値動きとなった。17時前には173.70円まで下値を拡大した。
債券
日本国債10年 1.652% (+0.013)
【市場主要イベント】
1日 日 7-9月期日銀短観
ユーロ 9月消費者物価指数
米 ADP雇用統計
米 ISM製造業景況指数
3日 米 非農業部門雇用者数変化
米 ISM非製造業景況指数