【米国】米中貿易摩擦緩和への期待感から全般でドルの買戻しが優勢となった
為替(2025年10月14日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 152.30(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1570(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 176.16(円)
ポンド円 GBP/JPY 203.06(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3331(米ドル)
10月13日のニューヨーク外国為替市場は、米中貿易摩擦緩和への期待感からドルの買戻しが優勢となった。ベッセント財務長官は「中国政府が9日にレアアースの輸出規制を公表して関係が悪化したが、その後の対話再開でかなり緊張は緩和した」と発言した。またポールソン米フィラデルフィア連銀総裁はこの日、「現在の金融政策はやや引き締めとみている」と発言した。
米ドル円は、トランプ大統領が中国に対してやや穏健な姿勢を見せたほか、ベッセント財務長官「米中首脳会談は予定通り行われると思う」と発言した事で、米中貿易摩擦の緩和期待が高まった。また米株相場が底堅く推移すると投資家のリスクオフ姿勢が和らぎドル買いが進んだ。
ユーロドルは、米中貿易摩擦再燃への警戒感が和らいだほか、フランスの政治・財政の先行き不透明感を背景としたユーロ売り・ドル買いがでた。24時前には1.1557ドルまで下押した。ただ、前日安値の1.1542ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋った。
株式
NYダウ平均 USD 46,067.57 +587.98(+1.29%)
NASDAQ総合 USD 22,692.57 +488.14(+2.19%)
S&P 500 USD 6,654.71 +102.19(+1.55%)
株式市場は、トランプ大統領が自身のSNSにて「中国については心配いらない。すべてうまくいく」と投稿すると、米中貿易摩擦の緩和期待が高まり株買いが優勢となった。ハイテク株比率が高いナスダックは3営業日ぶりに反発上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.036% (±0)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.96 (+2.20%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,130 (+2.34%)
【日本】欧州勢参入後にはリスクオフの動きが後退した事で、ドル買いが優勢となった
為替(17時)
10月13日の東京外国為替市場は、東京市場が休場で市場参加者が少ない中で、もみ合う展開が続いた。米中貿易摩擦再燃に対する警戒感もやや後退した事を受けて、ドルの買戻しが優勢となった。欧州勢参入後には、リスクオフの動きが後退したこともあり、ドル買いが優勢となった。
米ドル円は、東京市場が休場で市場参加者が少ない中で151円台後半から152円台前半でもみ合う展開が続いた。一時151.72円まで下押したものの米中貿易摩擦再燃を警戒した動きが一段落すると買戻しが優勢となり152.37円まで上昇した。
ユーロドルは、早朝から底堅さを確認するとユーロ円が上昇したことも支えとなり、15時台には1.1629ドルまで上値を伸ばした。もっとも欧州勢参入後にはドル円が上昇した事を背景にドル買いが優勢となり、1.1597ドルまで売り戻された。
ユーロ円は、NYダウ先物が一時400ドル超高となるのを眺め、176.61円まで上値を伸ばした。その後はドル円が伸び悩んだことも背景に176.34円まで売り戻されたが、欧州勢参入後にはリスクオフの動きが後退し、ドル円が上昇したことにつれて176.91円まで上昇した。
債券
日本国債10年 1.689% (±0)
【市場主要イベント】
14日 英 新規失業保険
独 消費者物価指数
15日 米 消費者物価指数
16日 英 月次国内総生産
米 小売売上高
17日 ユーロ 消費者物価指数