米10年債利回りが3.96%台まで低下したことを受けて、全般でドル売りが優勢となった

【米国】米経済指標が市場予想を下回ると全般でドル売りが優勢となった

為替(2025年10月17日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   150.43(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1687(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   175.78円)
ポンド円          GBP/JPY   202.11(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3400(米ドル)

 
10月15日のニューヨーク外国為替市場は、フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:10.0、結果:-12.8)と市場予想を大幅に下回ったことで、ドル売りが優勢となった。米中貿易摩擦懸念の激化懸念と米地銀の融資をめぐる懸念もドル売りを促した。
 
米ドル円は、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に下回ったことを受けて全般でドル売りが先行した。米10年債利回りが低下したことも相場の重しとなり、午前4時台には150.21円まで下値を拡大した。
 
ユーロドルは、仏政治不安が後退していることがユーロ買いを誘った。また米経済指標が市場予想を大きく下回ったことでドル売りが優勢となり、午前4時台には1.1694ドルまで上値を伸ばした。
 
株式
NYダウ平均       USD   45,952.23               -301.07(-0.65%)
NASDAQ総合    USD   22,564.31             -105.82(-0.46%)
S&P 500             USD    6,629.08                -41.99(-0.62%)

株式市場は、半導体受託製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)の好決算がAI関連への期待を高め、AI関連株を中心に買いが先行したものの、米中貿易摩擦懸念や米地銀の融資をめぐる懸念から売りが優勢となった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              3.975%     (-0.053)
NY原油(WTI)     USD/バレル   56.72        (-2.39%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,344.3     (+2.82%)
 

【日本】加藤財務相の発言をきっかけに全般で円買いが先行した

 
為替(17時)
10月15日の東京外国為替市場は、加藤財務相が「円安方向で急激な動きがみられる」と発言したことや、田村日銀審議委員が追加利上げを示唆したことから、円買いが先行した。最も積極的に円を買い進める展開とはならなかった。自民党と日本維新の会の連立が注目されているが、この日の協議はまとまらず明日に持ち越しとなった。
 
米ドル円は、加藤財務相の発言や田村日銀審議委員が利下げを示唆したことで円買いが優勢となり、150.51円まで下押した。ただ、積極的に円を買い進める動きとはならず、日経平均株価が堅調に推移していることも支えに買戻しが優勢となり、151.38円まで上値を伸ばした。
 
ユーロドルは、ドル円でドル売りが強まったこともあり、一時1.1675ドルまで上値を伸ばした。もっともドル円が買い戻されると、徐々にドル買いが優勢となり17時前には1.1643ドルまで売り戻される展開となった。
 
ユーロ円は、ドル円の下落につれて175.49円まで下押したものの、日経平均株価が堅調に推移したことやドル円が上昇したことで買戻しが優勢となり15時30分過ぎには176.36円まで上昇した。もっともその後は売り戻され175.86円まで売り戻された。
 
債券
日本国債10年   1.656%     (+0.008)
 

【市場主要イベント】
17日 ユーロ 消費者物価指数
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