【米国】米雇用指標が市場予想を大きく下回ったことで、ドル売りが先行した
為替(2025年10月2日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.07(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1731(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 172.48(円)
ポンド円 GBP/JPY 198.20(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3475(米ドル)
10月1日のニューヨーク外国為替市場は、米政府機関の一部閉鎖への懸念からドル売りが優勢となった。9月ADP全米雇用報告(予想:-3.2万人、結果:5.0万人)が市場予想を下回ったことでドル売りが先行した。もっともその後発表のISM製造業景況指数(予想:49.0、結果:49.1)は、市場予想を上回ったことでドルの買戻しがやや優勢となった。
米ドル円は、米政府機関の一部閉鎖が米経済を下押しするとの懸念から、リスク回避のドル売りが先行した。9月ADP全米雇用報告では市場予想を下回ったこともドル売りを促し146.58円まで下押した。売り一巡後は下げ渋り、ISM製造業景況指数が市場予想を上回ったことも支えとなったが、買戻しは147.25円までにとどまった。
ユーロドルは、ユーロポンドやユーロ円などのユーロクロスの下落につれた売りが出ると、欧州序盤に一時1.1716ドルと日通し安値を更新した。NY市場では、ADP全浴び雇用報告が市場予想を下回ったこともあり、1.1769ドルまでユーロ買い・ドル売りが進んだ。もっともその後は欧州時間安値まで再び売り戻された。
株式
NYダウ平均 USD 46,441.09 +43.21(+0.09%)
NASDAQ総合 USD 22,754.03 +96.30(+0.42%)
S&P 500 USD 6,711.19 +22.72(+0.33%)
株式市場は、NYダウ平均やS&P500で史上最高値を更新した。9月ADP全米雇用報告が市場予想を下回ると、FRBによる追加利下げ観測が高まり、買いを誘った。ハイテク株比率が高いナスダックでも4日続伸した。
債券・商品先物
米国債10年 4.098% (-0.058)
NY原油(WTI) USD/バレル 61.39 (-1.04%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,892.6 (+0.12%)
【日本】米政府機関の一部閉鎖による懸念が高まり、全般でドル売りが優勢となった
為替(17時)
10月1日の東京外国為替市場は、日経平均株価が下落したことや米政府機関の一部が閉鎖に追い込まれたことで、米経済活動の混乱などが懸念されたことで全般でリスクオフのドル売りが優勢となった。
米ドル円は、東京仲値にかけて148.22円まで上値を伸ばしたものの、日経平均株価の下落による円買いや、米政府機関の一部が閉鎖となったことによるリスク回避のドル売りが優勢となり下落した。目立った戻りもなく17時までに147.02円まで下値を拡大した。
ユーロドルは、米政府機関の一部が閉鎖に追い込まれ、経済活動の混乱や重要な経済指標の発表延期などが予想される中で、全般でドル売りが優勢となった。16時過ぎには一時1.1778ドルまで上値を伸ばしたものの、買い一巡後はユーロ円の下落の影響も受けたことで、1.1742ドルまで売り戻された。
ユーロ円は、東京仲値にかけてはドル円の上昇につれて買いが優勢となり、173.91円まで上値を伸ばした。もっとも日経平均株価が下落していることやドル円が下落したことを受けて、ユーロ円でも売りが強まり172.83円まで下値を拡大した。
債券
日本国債10年 1.644% (-0.008)
【市場主要イベント】
3日 米 非農業部門雇用者数変化
米 ISM非製造業景況指数