【米国】米10年債利回りが低下したことを受けて、ドル売りが先行した
為替(2025年10月21日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 150.76(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1641(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 175.46円)
ポンド円 GBP/JPY 202.09(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3404(米ドル)
10月20日のニューヨーク外国為替市場は、「日銀は来週の金融政策決定会合で議論する展望リポートで、今年度の実質GDP見通しを引き上げる可能性」との報道が伝わり、日銀の早期利上げ観測の高まったことを受けて、円買いが優勢となった。
米ドル円は、日銀の早期利上げ観測の高まりを受けて欧州序盤には150.27円まで下押したものの、売り一巡後は買戻しが優勢となった。首相指名選挙で高市氏の選出がほぼ確実視されると円売り・ドル買いが優勢となった。もっとも上値も重たく、150.60円前後でのもみ合いが続いた。
ユーロドルは、米10年債利回りが3.97%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが入ったものの戻りは鈍かった。フランスの財政悪化懸念が根強い中で午前3時台には1.1638ドルまで売りが優勢となり日通し安値を更新した。もっとも積極的に売り進めていくような展開とはならず、大きな方向感は出なかった。
株式
NYダウ平均 USD 46,706.57 +515.97(+1.10%)
NASDAQ総合 USD 22,989.07 +309.10(+1.36%)
S&P 500 USD 6,735.14 +71.14(+1.06%)
株式市場は、米政府機関の一部閉鎖が近いうちに終わるとの観測や、貿易問題をめぐる米中対立激化への懸念が和らいだことを受けて買いが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 3.982% (-0.027)
NY原油(WTI) USD/バレル 56.70 (-0.52%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,374.3 (+2.49%)
【日本】日銀の利上げ観測の高まりを受けて、全般で円の買戻しが優勢となった
為替(17時)
10月20日の東京外国為替市場は、21日の首相指名選挙で高市氏の選出される可能性が高まったことを受けて、円売りが先行した。もっとも高田日銀審議委員が物価が予想以上に上振れるリスクも念頭に置く必要がある」「物価目標の実現に概ね達成していることを前提にコミュニケーションを行う必要がある」などと述べると、日銀の利上げ観測が意識され円の買戻しが優勢となった
米ドル円は、自民党と日本維新の会が政策協議で合意する期待感が高まる中で151.20円まで上値を伸ばしたものの上値は重たくなった。高田日銀審議委員が「物価が予想以上に上振れるリスクも念頭に置く必要がある」と述べたことも嫌気され円買いが優勢となり150.49円まで売り戻された。
ユーロドルは、先週末に下落した反動からショートカバーが入りじり高に推移し14時台には1.1675ドルまで上値を伸ばした。その後は米10年債利回りが4.02%台まで上昇したこともあり、16時過ぎには1.1653ドルまで売り戻された。
ユーロ円は、全般で円安が進んだ流れに沿って、176.36円まで上値を伸ばした。もっとも買い一巡後は利益確定目的の売りもあり伸び悩んだ。またユーロドルが下落した影響もうけて15時台には175.60円まで売り戻された。
債券
日本国債10年 1.668% (+0.040)
【市場主要イベント】
20日 中 7-9月期四半期GDP
22日 英 9月消費者物価指数
23日 加 小売売上高
24日 日 消費者物価指数
米 消費者物価指数