米中貿易対立激化懸念が後退した事で、米株が買い支えられた

【米国】米10年債利回りが4.00%%台まで上昇したことを受けてドル買いが先行した

為替(2025年10月24日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   152.59(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1618(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   177.22円)
ポンド円          GBP/JPY   203.34(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3324(米ドル)

10月23日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.00%台まで上昇したことを受けて、全般でドル買いが優勢となった。レビット米ホワイトハウス報道官が「トランプ米大統領は来週30日に韓国で習近平国家主席と会談する予定だ」と明らかにしたことで、米中貿易対立緩和への期待感が高まったこともドル買いを支えた。

米ドル円は、高市トレードが根強く意識され円売りが優勢となり152.79円まで上値を伸ばした。また米10年債利回りが上昇した事も相場の支えとなった。ただ、24日に米CPIの発表を控えて様子見ムードも出たことで、積極的に買い進めていく展開とはならなかった。

ユーロドルは、米10年債利回りが4.00%台まで上昇した事を手掛かりに、20時台には1.1585ドルまで下押した。もっとも前日安値の1.1577ドルが目先のサポートとして意識されると、買戻しが優勢となった。1.1620ドルまで上昇し、日通し高値を更新した。

株式 
NYダウ平均       USD   46,734.60               +144.20(+0.30%)
NASDAQ総合     USD   22,939.94               +198.34(+0.87%)
S&P 500            USD    6,738.43                 +39.02(+0.58%)

株式市場は、好決算を発表した企業が相次いだことで投資家心理が改善した。レビット米ホワイトハウス報道官が「トランプ米大統領は来週30日に韓国で習近平国家主席と会談する予定だ」と明らかにすると、米中貿易対立への警戒感が薄れ相場を下支えした。

債券・商品先物
米国債10年                                  4.003%     (+0.052)
NY原油(WTI)     USD/バレル   61.38         (+3.84%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,143.2     (+0.64%)
 

【日本】日銀の早期利上げ観測が後退から引き続き円売りが優勢となった

為替(17時)
10月23日の東京外国為替市場は、前日の「日銀は来週の会合で急いで利上げをする必要はないとの見解を示した」との一部報道から、日銀の早期利上げ観測は後退するとの思惑が強まり、引き続き円売りが優勢となった。

米ドル円は、東京仲値にかけて円売りが優勢となり、日銀の早期利上げ観測が後退していることも引き続き相場を下支えした。16時前には一時152.65円まで上値を伸ばした。買い一巡後には売り戻されたものの、米10年債利回りが上昇していることも支えとなり、下値は限定的だった。

ユーロドルは、対円でドル買いが進んだことを受けて13時過ぎには1.1590ドルまで売りが先行した。売り一巡後は下げ渋り1.1604ドルまで買い戻されたものの、米10年債利回りが上昇したこともあり再び1.1591円まで売り戻された。

ユーロ円は、ドル円が上昇したことにつれて円売り・ユーロ買いが優勢となり176.84円まで上値を伸ばした。その後は方向感なく揉みあう展開が続いたが、ドル円が上値を試したタイミングでは176.98円まで上値を伸ばした。ただ、持ち高調整目的の売りも入ったことで、積極的に買い進めていく展開とはならなかった。

債券
日本国債10年 1.662%     (+0.022)
 

【市場主要イベント】
24日 日 消費者物価指数
         米 消費者物価指数
この記事をシェアする
もっと読む
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。 本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。
FAQ お問合せ サポートデスク
月曜日-金曜日
9:00-24:00