【米国】米政府機関の一部閉鎖を懸念したドル売りが続いた後だけに、ドルの買戻しが優勢となった
為替(2025年10月3日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.26(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1716(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 172.46(円)
ポンド円 GBP/JPY 197.91(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3437(米ドル)
10月2日のニューヨーク外国為替市場は、米政府機関の一部閉鎖による米経済混乱を懸念したドル売りが続いていた反動からポジション調整目的のドルの買戻しが優勢となった。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.13まで上昇した。
米ドル円は、米政府機関の一部閉鎖を懸念したドル売りが続いていたことからポジション調整目的の買いが入った。24時台には147.51円まで上値を伸ばした。ただ、その後は伸び悩み積極的に買い進めていく展開とはならなかった。
ユーロドルは、ニューヨーク時間になると全般でドルの買戻しが優勢となり、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。前日安値の1.1716ドルを下抜けると1.1683ドルまで下値を拡大した。ただ、引けにかけては1.1726ドルまで下げ渋った。
株式
NYダウ平均 USD 46,519.71 +78.62(+0.16%)
NASDAQ総合 USD 22,844.44 +90.41(+0.39%)
S&P 500 USD 6,715.36 +4.17(+0.06%)
株式市場は、FRBが追加利下げを決定するとの期待が高まっていることを受けて、NYダウ平均やS&P500で史上最高値を更新した。ハイテク株比率が高いナスダックも5日続伸した。
債券・商品先物
米国債10年 4.083% (-0.015)
NY原油(WTI) USD/バレル 60.28 (-1.80%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,880.8 (-0.30%)
【日本】米政府機関の一部閉鎖に対する懸念は根強く、ドル売りが優勢となった
為替(17時)
10月2日の東京外国為替市場は、日経平均株価が上昇して始まったことで円売りが優勢となった。また内田日銀副総裁が全国証券大会のあいさつで「経済・物価見通しが実現していくとすれば、引き続き政策金利を引き上げる」との考えを改めて示した。クロス円は大きく上下に振れたが、市場の想定通りの内容であったこともあり大きな方向感が出ることはなかった
米ドル円は、日経平均株価が上昇したことを受けて東京仲値にかけて147.32円まで上昇した。もっとも米政府機関の一部閉鎖を嫌気して日経平均株価が伸び悩むと失速して146.94円まで売られた。内田日銀副総裁の発言が伝わると大きく上下に振れたが、対欧州通貨でドル売りが優勢となるとドル円でも売りが優勢となった。
ユーロドルは、ドル円が上昇したことを受けてユーロドルでもドル買いが先行し、1.1723ドルまで下押した。その後は徐々に下値を切り上げ欧州勢が参入すると、米政府機関の一部閉鎖を懸念したドル売りが優勢となり、1.1756ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、徐々に高値・安値を切り上げながらレンジ内で推移した。内田日銀副総裁の発言が伝わると、一時172.98円まで上昇したものの、ドル円が伸び悩むとユーロ円も伸び悩んだ。ただ、欧州株が買い先行で進んだことも支えに下げ渋った。
債券
日本国債10年 1.657% (+0.013)
【市場主要イベント】
3日 米 非農業部門雇用者数変化
米 ISM非製造業景況指数