【米国】米10年債利回りが低下して事で、後半にはドル売りが優勢となった
為替(2025年11月13日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.76(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1589(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 179.35(円)
ポンド円 GBP/JPY 203.21(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3130(米ドル)
11月12日のニューヨーク外国為替市場は、世界的に株高が進む中で全般でドル買いが優勢となった。ドル円は155円を超える水準となったが、日銀の為替介入が現実味を増すとの見方も強まっている。またコリンズ米ボストン連銀総裁は「当面、金利を据え置くことが適切である可能性が高い」と述べた。
米ドル円は、株価上昇する中でリスク・オンの円売りドル買いが出やすい地合いとなり、23時台には155.04円まで上値を伸ばした。もっとも155円台では上値が重たく米10年債利回りの低下に合わせて154.49円まで売り戻された。
ユーロドルは、米政府機関一部閉鎖が解除に向かうとの期待とともにドル買いが優勢となり、23時台には1.1563ドルまで売りが優勢となった。ただ、前日安値の1.1547ドルが目先のサポートとして意識されると米10年債利回りの上昇とともに買戻しが優勢となり、1.1597ドルまで上昇した。
株式
NYダウ平均 USD 48,261.04 +323.39(+0.67%)
NASDAQ総合 USD 23,410.48 -62.65(-0.26%)
S&P 500 USD 6,851.32 +4.48(+0.06%)
株式市場は、米政府機関閉鎖の解除が近づいているとの見方が強まる中で、この日も買いが続いた。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどの上昇が目立った。その一方で、シェブロンやアマゾン・ドット・コムは下落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.067% (-0.045)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.42 (-3.59%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,201.3 (+1.58%)
【日本】投資家のリスク市呼応改善を見越した円売りが優勢となった
為替(17時)
11月12日の東京外国為替市場は、投資家のリスク志向改善を見越した円売りが先行した。日経平均株価が上昇していることも支えとなった。後場に入ると伸び悩んだものの、再びプラス圏を回復したことで、さらに円売りが加速したが、片山財務相の発言もありその後は伸び悩んだ。
米ドル円は、投資家のリスク志向改善を見越した買いが観測されたほか仲値にかけて実需による買いも入り154.41円まで上値を伸ばした。午後に入るとさらに買い進める動きが強まり154.79円まで上値を伸ばした。その後は片山財務相が「為替は足元で一方的な動きがみられる」「円安でマイナス面が目立っていることは否定できない」としたことで、154.49円まで売り戻された。
ユーロドルは、ドル円が上昇しドル買いが優勢となっている流れにつれて、ユーロドルでもドル買いが進み1.1573ドルまで下押した。ただ、ドル円でのドル買いが一服するとユーロドルでもドルの売戻が優勢となり1.1588ドルまで買い戻された。
ユーロ円は、ドル円の上昇や日経平均株価の上昇につれて178.76円まで円売りが先行した。その後調整の売りが入ったものの、午後になると再び円売りの流れが優勢となり179.15円まで上昇し、ユーロ導入以来の高値となった。
債券
日本国債10年 1.694% (+0.003)
【市場主要イベント】
13日 英 7-9月期四半期国内総生産
米 10月消費者物価指数
14日 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産
米 10月小売売上高