【米国】米政府機関一部閉鎖は終了したものの、米経済減速懸念からドル売りが優勢
為替(2025年11月14日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.54(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1633(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 179.77円)
ポンド円 GBP/JPY 203.76(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3184(米ドル)
11月13日のニューヨーク外国為替市場は、米政府機関の一部閉鎖が終了したものの、前週から織り込みが進んでいたことや、遅れていた米経済指標発表を控えて、ドル売りが先行した。ただ、米利下げ観測が後退していることを受けて、後半ではドルの買戻しが優勢となった。
米ドル円は、米政府機関の一部閉鎖が終了したものの、米経済減速への懸念から、全般でドル売りが優勢となった。米国株相場や日経平均先物が大幅に下落した事も相場の重しとなり、一時154.12円まで下値を拡大した。ただ、前日安値が目先のサポートとして意識されると買い戻された。米利下げ観測が後退した事も相場を下支えした。
ユーロドルは、米政府機関の一部閉鎖で発表が遅れていた米経済指標の内容を見極めたいとの雰囲気が広がる中で、全般でドル売りが進行した。午前3時前には1.1656ドルと日通し高値を更新したが、FRB高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次いだ事で、1.1630ドルまで売り戻された。
株式
NYダウ平均 USD 47,461.99 -799.05(-1.65%)
NASDAQ総合 USD 22,873.72 -536.76(-2.29%)
S&P 500 USD 6,738.48 -112.84(-1.64%)
株式市場は、過去最長となった米政府機関の一部閉鎖は終了したものの、前週末から閉鎖解除に向けて動きを好感した買いが断続的に入っていたことから、利益確定目的の売りが優勢となった。またFRB高官から12月の利下げに慎重なコメントが相次いでいることも相場の重しとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.119% (+0.052)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.54 (+0.20%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,168.1 (-0.79%)
【日本】米下院では米政府機関一部閉鎖が解除するためのつなぎ予算が可決された
為替(17時)
11月13日の東京外国為替市場は、日経平均株価が堅調に推移したことで円売りが優勢となった。また米下院では米政府機関閉鎖解除に向けたつなぎ予算が可決されたことで、ドル買いが進んだ。ただ、積極的にドルを買い進める展開とはならず、調整の動きも確認された。
米ドル円は、米政政府機関再開への期待を背景とした地合いの強さを支えに上昇し155.02円まで上昇したものの、前日高値の155.04円が目先のレジスタンスとして意識され154.62円まで売り戻された。ただ、米10年債利回りが上昇したことで再び155.00円まで上昇したが、再び売り戻され154円台後半での値動きとなった。
ユーロドルは、1.1580ドルを挟んでレンジ内で小幅にもみ合う展開が続いた。米政府機関の閉鎖解除が決定し、これを手掛かり材料として進んだドル買いの調整の動きが強まり、17時過ぎには1.1619ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、東京仲値にかけて円売りが優勢となり179.49円まで上値を伸ばしたが、高値圏で推移していることから歴確定目的の売りにも押される形で、179.22円まで下押した。もっとも、その後はユーロドルの上昇につられる形で17時過ぎには179.81円まで上昇した。
債券
日本国債10年 1.689% (-0.005)
【市場主要イベント】
14日 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産
米 10月小売売上高