【米国】米労働指標の大幅悪化を受けて全般でドル売りが優勢となった
為替(2025年11月7日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 153.03(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1547(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 176.71円)
ポンド円 GBP/JPY 201.02(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3135(米ドル)
11月6日のニューヨーク外国為替市場は、米企業人員削減数(前回:-25.8%、結果:175.3%)が前回結果から大幅に悪化したことを受けて、米労働市場の悪化による先行き不透明感が高まり全般でドル売りが優勢となった。また米10年債利回りが一時4.07%台まで低下した事もドル売りを促した。
米ドル円は、10月米企業人員削減数が前月から大きく悪化し、昨日までの労働市場に対する楽観的な見方が後退した。また米10年債利回り4.07%台まで低下する中で日米金利差縮小を意識した売りに押された事で、午前2時台には152.83円まで下値を拡大した。ただ、153円割れでは、買い圧力が強まり153円台を回復した。
ユーロドルは、10月米企業人員削減数が前月から大きく悪化したことで、1.1544ドルまで上値を伸ばしたもののすぐに売り戻された。ただ、米10年債利回りが低下したことを受けてドル売りが優勢となると、ドル売りユーロ買いが優勢となり午前4時台には1.1552ドルまで上値を更新した。
株式
NYダウ平均 USD 46,914.35 -396.77(-1.00%)
NASDAQ総合 USD 23,056.77 -440.87(-1.87%)
S&P 500 USD 6,721.71 -74.50(-1.09%)
株式市場は、10月米企業人員削減数が前月から悪化したことを受けて、米景気先行き不透明感を意識した売りがでた。またハイテク株の割高感が意識されていることも引き続き相場の重しとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.089% (-0.068)
NY原油(WTI) USD/バレル 59.38 (-0.15%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,988.8 (-0.15%)
【日本】日経平均株価が1,000円超上昇したことで、円売りが先行した
為替(17時)
11月6日の東京外国為替市場は、前日に2,400円超の大幅下落した日経平均株価が、一時1,000円超まで上昇したことを受けて、円売りが優勢となった。ただ、日経平均株価の上値は限られ徐々に上げ幅を縮小したことで、円売りの勢いも限定的となった。
米ドル円は、前日に大幅に下落した日経平均株価が反発上昇したことで、154.02円まで上値を伸ばした。ただ、その後は日経平均株価が上げ幅を縮小したことで伸び悩んだ。また時間外の米10年債利回りが低下したことも重しとなり、153.77円まで売り戻された。
ユーロドルは、米10年債利回りが低下していることを受けてユーロ買い・ドル売りが強まり、1.1513ドルまで上値を伸ばした。ただ、積極的に上値を試すような展開とはならず、1.1510円を挟んでもみ合う展開が続いた。
ユーロ円は、前日の大幅な下落から一転して反発上昇した日経平均株価が徐々に伸び悩んだことで徐々に上値を伸ばしていき16時台には177.21円まで上昇した。ただドル円が下落したこともあり上値は重たかった。
債券
日本国債10年 1.681% (+0.026)
【市場主要イベント】
7日 非農業部門雇用者数変化