【米国】米10年債利回りの低下を受けて、全般でドル売りが先行した
為替(2025年12月16日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 155.25(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1751(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 182.43(円)
ポンド円 GBP/JPY 207.63(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3374(米ドル)
12月15日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.15%台まで低下したことを受けて、全般でドル売りが優勢となった。今週は、米政府機関の一部閉鎖を受けて11月分の米雇用統計や米CPIの結果発表を見極めたい向きも強く、引けにかけてはドルの買戻しが優勢となった。
米ドル円は、米10年債利回りの低下を受けて円買い・ドル売りが優勢となると8日安値の154.90円を下抜けて一時154.83円まで下値を更新した。もっとも154円台では買い圧力が強く下げ渋り午前4時台には155.40円まで買い戻された。
ユーロドルは、米10年債利回りが4.14%台まで低下したことを受けて全般でドル売りが先行した。24時過ぎには1.1769ドルまで上値を伸ばした。もっとも、今週は遅れていた米経済指標の発表が控えていることで、各指標の結果を見極めたい向きも強く1.1738ドルまで売り戻された。
株式
NYダウ平均 USD 48,416.41 -43.91(-0.09%)
NASDAQ総合 USD 23,056.44 -141.81(-0.61%)
S&P 500 USD 6,817.47 -10.41(-0.15%)
株式市場は、買いが先行したものの、買い一巡後には徐々に上値が重たくなり下げに転じた。16日の11月米雇用統計や18日の11月米CPIなどの重要指標の発表を控えて、持ち高調整目的の売りが出やすかった。
債券・商品先物
米国債10年 4.180% (-0.010)
NY原油(WTI) USD/バレル 56.49 (-1.36%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,333.7 (+0.09%)
【日本】日経平均株価の軟調な動きを見て、全般で円買いが優勢となった
為替(17時)
12月15日の東京外国為替市場は、日経平均株価が安く始まり下げ幅を拡大したことで、全般で円買いが優勢となった。12月の日銀短観は+15ポイントとなり、3期連続で改善したが、市場の反応は限定的だった。
米ドル円は、東京仲値にかけては155.98円まで上値を伸ばしたものの、節目の156円を前に上値が重たくなった。その後は日経平均株価の下落もあり、円買いが優勢となり、15時台には154.95円まで下値を拡大した。ただ、11日安値に並んだところで下げ渋り155.29円まで買い戻された。
ユーロドルは、円がらみの取引が中心だったこともあり前週末終値を挟んでもみ合う展開が続いた。17時過ぎには1.1726ドルまで下押し、午前中安値をわずかに割り込んだが、大きな方向感は出なかった。
ユーロ円は、東京オープン直後には183.00円まで上値を伸ばしたものの、節目の183円を超えることはできず、ドル円の下落につれて売りが優勢となった。15時30分すぎには181.83円まで下値を拡大したものの、ドル円が下げ渋るとユーロ円も下げ渋った。
債券
日本国債10年 1.954% (+0.004)
【市場主要イベント】
16日 米 11月非農業部門雇用者数変化
17日 ユーロ 11月消費者物価指数(HICP、改定値)
18日 新 7-9月期四半期国内総生産
ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
米 11月消費者物価指数
19日 日 日銀金融政策決定会合
日 11月全国消費者物価指数
日 植田日銀総裁の発言