【米国】米10年債利回りの上下に合わせて、ドル買い・ドル売りが入り混じった
為替(2025年12月3日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 155.83(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1624(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 181.10(円)
ポンド円 GBP/JPY 205.88(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3211(米ドル)
12月2日のニューヨーク外国為替市場は、手掛かり材料に乏しい中で米10年債利回りが4.11%台まで上昇した事で、全般でドル買いが先行した。もっともその後は米10年債利回りが4.08%台まで低下したことで、後半ではドルが売り戻された。
米ドル円は、手掛かり材料に乏しい中でアジア時間の円売り・ドル買いの流れを引き継ぎ、24時過ぎには156.18円まで上値を伸ばした。ただ、前日高値の156.24円がレジスタンスとして意識されると買いも一服し155.75円まで売り戻された。もっとも大きな方向感は出ずレンジ内でのもみ合いとなった。
ユーロドルは、ロシアのプーチン大統領が「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備ができている」などと発言すると地政学リスクが高まり1.1591ドルまで下押した。もっとも前日安値の1.1590ドルで下げ止まると買戻しが入り、1.1626ドルまで上値を更新した。
株式
NYダウ平均 USD 47,474.45 +185.44(+0.39%)
NASDAQ総合 USD 23,408.01 +125.85(+0.54%)
S&P 500 USD 6,827.82 +15.25(+0.22%)
株式市場は、米国の利下げ観測が高まっているほか、ビットコインが上昇したことも投資家心理の改善に寄与し、相場を下支えした。またハイテク株の一角が買われたことも相場を押し上げた。
債券・商品先物
米国債10年 4.086% (-0.008)
NY原油(WTI) USD/バレル 58.50 (-1.34%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,242.6 (-0.66%)
【日本】大きな方向感は出にくかったものの、円売り地合いが続いた
為替(17時)
12月2日の東京外国為替市場は、日経平均株価が上昇して始まったことや前日NY市場のドル買いの流れを引き継いだことで全般で円売り・ドル買いが先行した。もっとも手掛かり材料に欠ける中で、大きな方向感は出にくかったものの欧州勢参入後には円売りが再び優勢となった
米ドル円は、前日NY市場のドル買いの流れを引き継ぎ、東京仲値にかけてドル買いが優勢となり155.77円まで上値を伸ばした。その後は手掛かり材料に乏しい中で155.55円まで売り戻されたが底堅く推移し155.83円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、手掛かり材料に乏しい中でドル円の上昇を背景に1.1603ドルまで下押した。もっともその後はドル円の伸び悩みもあり1.1614ドルまで買い戻された。一時売り戻される場面もあったが、欧州勢参入後には1.1616ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、ドル円の上昇につれて180.77円まで上昇したものの、手掛かり材料に乏しい中で積極的に買い進める展開とはならなかった。ただ、その後は全般で円売りが優勢となる中で、ユーロドルの上昇も支えとなり、180.96円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 1.859% (+0.059)
【市場主要イベント】
3日 豪 7-9月期四半期国内総生産
米 11月ADP雇用統計
米 11月ISM非製造業景況指数
4日 米 前週分新規失業保険申請件数
5日 ユーロ 7-9月期四半期域内総生産
加 11月新規雇用者数
米 9月個人消費支出