【米国】FOMCで政策金利が据え置かれることが発表されると、全般でドル売りが先行した
為替(2025年6月19日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 145.13(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1479(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 166.57(円)
ポンド円 GBP/JPY 194.65(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3417(米ドル)
6月18日のニューヨーク外国為替市場は、FOMC結果公表で政策金利は市場予想通り4.25%ー4.50%に据え置かれることが決定されると、ドル売りで反応した。ただ、パウエルFRB議長が「労働市場の状況は引き続き堅調」「調整を行う前に、より詳細な情報が得られるまで待つのが適切」と発言したことで、改めて早期利下げに慎重な姿勢が確認されると、ドルが買い戻された。
米ドル円は、トランプ大統領の発言をきっかけに中東情勢をめぐる警戒感が後退し、全般でドル売りが先行した。FOMC結果公表では、政策金利を市場予想通り4.25ー4.50%で据え置くことを決定した。FOMC結果公表直後にはドル売りで反応し144.34円まで下値を広げたものの、パウエルFRB議長が「労働市場は引き続き堅調」「労働市場は利下げを強く求めていない」と述べ、改めて早期利下げに慎重な姿勢を示すと、145.22円まで買い戻された。
ユーロドルは、トランプ大統領の発言が伝わると、米中東情勢をめぐる警戒感が後退し、足元で進んでいた「株安・原油高・ドル高」を巻き戻す動きが優勢となり1.1530ドルと日通し高値を更新した。ただ、パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で「利下げを急がない」という姿勢を示すとドル買いが優勢となり1.1460ドルまで下値を広げた。
株式
NYダウ平均 USD 42,171.65 -44.14(-0.10%)
NASDAQ総合 USD 19,544.75 +25.27(+0.12%)
S&P500 USD 5,980.86 -1.87(-0.03%)
株式市場は、トランプ大統領の発言を受けて中東情勢をめぐる過度な警戒感は後退し、買いが先行した。ただパウエルFRB議長がFOMCごの記者会見で、利下げを急がない姿勢を示すと、売りが強まった。
債券・商品先物
米国債10年 4.395% (+0.004)
NY原油(WTI) USD/バレル 72.70 (-0.98%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,386.4 (-0.59%)
【日本】FOMC結果公表を前にして持ち高調整目的のドル売りが全般で優勢となった
為替(17時)
6月18日の東京外国為替市場は、ニューヨーク時間にFOMC結果公表やパウエルFRB議長の発言が控えていることもあり、全般で持ち高調整目的のドル売りが優勢となった。欧州全参入後にはドル売りの流れはいったん落ち着いたものの、値動きは限定的だった。
米ドル円は、東京オープン後に145.44円まで上値を伸ばしたものの、徐々に上値を切り下げる展開となった。ニューヨーク時間にはFOMC結果公表やパウエルFRB議長の会見が控えていることもあり、持ち高調整目的の売りが進み144.85円まで下押した。欧州勢参入後にはドル売りの動きはいったん落ち着いたが、戻りは限定的だった。
ユーロドルは、朝方に底堅さを見せるとFOMCの結果公表を前にした持ち高調整目的のドル売りの流れが優勢となり、じり高に推移した。16時過ぎには1.1523ドルまで上値を伸ばしたが、欧州勢参入後にはドル売りの流れは一服しやや伸び悩んだ。
ユーロ円は、全般でドルがらみの取引が中心となる中で方向感なくもみ合う展開が続いた。ユーロドルが上昇していることで一時167.03ドルまで上昇したものの、ドル円の下落にも押される形で14時台には166.69円まで下押した。ただ、早朝安値が目先のサポートとして意識されると再び買戻しが優勢となった。
債券
日本国債10年 1.450% (-0.026)
【市場主要イベント】
19日 新 四半期国内総生産
英 BOE政策金利発表
20日 日 消費者物価指数
日 金融政策決定会合議事要旨