【米国】手掛かり材料に欠ける中で、日本時間からのドル買いの流れに沿った
為替(2025年8月26日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.75(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1617(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 171.62(円)
ポンド円 GBP/JPY 198.79(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3452(米ドル)
8月25日のニューヨーク外国為替市場は、全般で手掛かり材料に欠ける中で前週末に進行したドル売りに対する買戻しの動きが優勢となった。前週末に低下していた米10年債利回りがじり高に推移したこともドル買いを促した。今週の後半には米PCEデフレーターの発表が控えていることもあり、持ち高調整目的のドル買いも進んだと思われる。
米ドル円は、対ユーロを中心にドル買いが進んだ流れに沿って徐々に下値を切り上げていった。米10年債利回りが上昇したことも相場の支えとなり、午前4時過ぎには147.94ドルまで上値を伸ばした。もっとも節目の148円を前にすると伸び悩んだが、下押しも限定的となった。
ユーロドルは、前週末のドル売りの反動から東京時間からドルの買戻しの流れが続いた。全般で手掛かり材料に欠ける中で、今週はPCEデフレーターの発表が控えていることもあり、持ち高調整目的のドル買い進行し、午前4時過ぎには一時1.1602ドルまで下値を拡大した。もっとも節目の1.16ドル手前では下げ渋った。
株式
NYダウ平均 USD 45,282.46 -349.27(-0.76%)
NASDAQ総合 USD 21,449.34 -47.19(-0.21%)
S&P 500 USD 6,439.31 -27.61(-0.42%)
株式市場は、NYダウ平均が前週末のパウエルFRB議長の発言を受けて史上最高値を更新した後という事もあって、高値への警戒感から利益確定目的の売りが優勢となった。ハイテク株比率が高いNASDAQや、多くの投資家が指標とするS&P500でも同様にマイナスとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.279% (+0.025)
NY原油(WTI) USD/バレル 64.40 (+1.48%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,410.7 (-0.19%)
【日本】先週にドル売りが急伸した反動から、ドルの買い戻しが先行した
為替(17時)
8月25日の東京外国為替市場は、前週末にパウエルFRB議長のハト派発言を受けてドル売りが進行した反動から、ドルの買戻しが優勢となった。時間外の米10年債利回りが上昇したこともドル買いを促した。その一方で大幅に上昇していた日経平均株価が伸び悩み、上昇幅を縮めたことでわずかに円買いが優勢となった。
米ドル円は、先週末に急落した反動から買いが先行した。日経平均株価が上昇したことも相場の支えとなり、147.52円まで上値を伸ばした。もっとも日経平均株価が伸び悩み上昇幅を縮めたことから上値は重たくなり、16時前には147.09円まで下押した。その後は下げ渋るも買戻しの勢いも限定的で147.37円までにとどまった。
ユーロドルは、対円でのドル高が先行したことや、時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて1.1693ドルまで下押した。その後は下げ渋り、徐々に買い戻されたが1.1720ドルまでにとどまり、早朝高値を上抜けることはできずに伸び悩んだ。
ユーロ円は、ドル円の上昇につれて172.57円まで上昇したものの、その後はドル円が伸び悩んだことや、ユーロドルが下落したことで徐々に上値を切り下げた。ただ、下値に関しても底堅い動きをしたことで、172.40円を挟んだ小幅なレンジでのもみ合いに終始した。
債券
日本国債10年 1.617% (+0.011)
【市場主要イベント】
26日 米 リッチモンド連銀製造業指数
28日 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
米 4-6月期四半期実質国内総生産
29日 米 米PCEデフレーター
加 4-6月期四半期国内総生産