【米国】米10年債利回りの動向に合わせての値動きが優勢となった
為替(2025年8月28日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 147.41(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1638(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 171.52(円)
ポンド円 GBP/JPY 198.98(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3497(米ドル)
8月27日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りの動向を確認しながらの値動きとなった。一時4.28%台まで上昇していたことでドル買いが先行していたものの、その後は4.23%台まで低下したことを受けて、全般でドル売りが優勢となった。なお、ウィリアムズ米NY連銀総裁は「米労働市場は底堅い」として利下げに慎重な姿勢を示した。
米ドル円は、148円台でのもみ合いが続いたが上昇していた米10年債利回りの低下をきっかけにドル売りが優勢となり、売りが優勢となった。午前2時過ぎには147.29円まで売られ、早朝安値をわずかに割り込んだものの、その後は下げ渋った。もっとも買戻しも147.52円までに限られた。
ユーロドルは、米10年債利回りの上昇を受けて20時過ぎには1.1574ドルまでドル買いが進んだものの、米10年債利回りが上昇幅を縮小したことで一転してドル売りが優勢となった。午前2時過ぎには1.1642ドルまで上値を伸ばした。ただ、買戻しも限られ、引けにかけてはもみ合った。
株式
NYダウ平均 USD 45,565.22 +147.16(+0.32%)
NASDAQ総合 USD 21,587.76 +44.01(+0.20%)
S&P 500 USD 6,481.41 +15.46(+0.23%)
株式市場は、半導体大手のエヌビディアの決算発表を控える中で様子見ムードが強かったものの、出遅れ感のある銘柄などに買いが入ったことで、底堅く推移した。
債券・商品先物
米国債10年 4.234% (-0.031)
NY原油(WTI) USD/バレル 63.45 (+0.50%)
NY金(COMEX) USD/オンス 3,451.8 (+0.24%)
【日本】フランス政局不安の高まりなどを受けて、欧州通貨は売りが優勢となった
為替(17時)
8月27日の東京外国為替市場は、8月最終週のスポット応当日が月末という事もあり、東京仲値にかけては円売りが優勢となった。また日経平均株価が上昇していることも円売りを促した。もっとも、日経平均株価が上昇幅を縮めたことで、東京市場後半では円の買戻しがやや優勢となった。
米ドル円は、東京仲値にかけて買いが強まり14時までに147.97円まで上値を伸ばした。日経平均株価が上昇したことも相場の下支えとなっていたが、午後になると伸び悩み上昇幅を縮めたことで、147.65円まで売り戻された。もっとも、時間外の米10年債利回りがじり高に推移していることで買戻しが進んだが、上値も限定的となった。
ユーロドルは、ドル円の上昇によるドル買いの流れに沿って、売りが優勢となった。また仏政局不安が高まっていることも重しとなり、17時までには1.1596ドルまで下値を拡大した。また米仏の対立に対する警戒感が高まっていることも上値を重たくした。
ユーロ円は、ドル円の上昇につれてユーロ円でも買いが優勢となり13時前には171.91円まで上値を上昇させた。もっともユーロドルは売りが優勢となっていることから、積極的に上値を伸ばす展開とはならず、買い一巡後には売りが優勢となった。17時までには171.41円まで下押し、早朝の安値を割り込んだ。
債券
日本国債10年 1.626% (+0.009)
【市場主要イベント】
28日 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
米 4-6月期四半期実質国内総生産
29日 米 米PCEデフレーター
加 4-6月期四半期国内総生産