仏政治・財政不安は根強く、欧州通貨安が目立った

【米国】米休場の影響から、大きな方向感は出にくい展開となった

為替(2025年9月2日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   147.06(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1684(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   171.80(円)
ポンド円          GBP/JPY   198.57(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3503(米ドル)

9月1日のニューヨーク外国為替市場は、フランス政治・財政への懸念が高まっていることからユーロの上値は重たかった。もっとも米市場が休場となっていることから、市場参加者も少なく大きな方向感は出にくい展開となった。

米ドル円は、欧州時間からの買いの流れが続き24時過ぎには147.30円まで上値を伸ばした。もっとも米国が祝日で市場参加者が少ないこともあり、東京時間の午前につけた高値には届かず伸び悩んだ。その後の売り戻しも147.14円までにとどまるなど、目立った方向感は出なかった。

ユーロドルは、前週からの米利下げ観測やFRBの独立性をめぐる懸念は根強くドル売りが先行していたが、フランスの政治・財政の先行き不透明感に対する懸念も根強く、ユーロ売り・ドル買いが優勢となり1.1696ドルまで下押した。もっとも米休場により、大きな方向感は出にくかった。

株式
NYダウ平均       USD   45,544.87        ±0(±0%)
NASDAQ総合     USD   21,455.55        ±0(±0%)
S&P 500            USD    6,460.25        ±0(±0%)

株式市場は、レーバーデーにより休場。

債券・商品先物
米国債10年                                   4.232%     (±0)
NY原油(WTI)     USD/バレル   64.37        (+1.29%)
NY金(COMEX)   USD/オンス   3,545.8     (+0.84%)
 

【日本】対欧州通貨を中心に全般でドル売りが優勢となった

為替(17時)
9月1日の東京外国為替市場は、本邦実需によるドル買いが入ると全般でドル買いが先行したものの、一時的でその後は全般でドル売りが優勢となった。また欧州地域でのPMI改定値は各国でまちまちの結果となった。また、ラガルドECB総裁の「不確実性は大幅に後退した。」「ユーロ圏のインフレ目標2%は達成された」との発言が伝わった。

米ドル円は、月初で本邦勢実需の買いが入ると10時台には147.38円まで上値を伸ばした。もっとも先週末高値の147.41円が目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩み売りが優勢となった。15時台には146.78円まで下押したが前週末安値を前に下げ渋るなど大きな方向感は出なかった。

ユーロドルは、特段手掛かり材料となるような情報は伝わっていないが、全般でドル安となった流れに沿って買いが優勢となった。15時台には一時1.1736ドルまで上値を伸ばしたものの、欧州圏各国でPMI改定値はまちまちの結果となり伸び悩み方向感なく上下した。

ユーロ円は、ドル円の上昇につれて172.27円まで上値を伸ばしたが、その後はドル円の失速につれて売りが優勢となり一時172円を割り込む場面もあったが、ユーロドルが買われている事を受けて、17時までには172.50円まで買われた。

債券
日本国債10年 1.625%     (+0.015)
 

【市場主要イベント】
2日 ユーロ HICP
      米 8月ISM製造業景況指数
3日 豪 4‐6月期GDP
4日 米 8月ADP雇用統計
      米 8月ISM非製造業景況指数
5日 ユーロ 4‐6月期GDP
      米 8月非農業部門雇用者数変化
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