【米国】イラン攻撃の長期化懸念から、中東有事のドル買いが優勢となった
為替(2026年3月4日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.66(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1617(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 183.16(円)
ポンド円 GBP/JPY 210.66(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3361(米ドル)
3月3日のニューヨーク外国為替市場は、米国・イスラエルによるイラン攻撃の長期化を懸念して、原油や天然ガスの先物価格は大幅に上昇した。中東有事のドル買いは引き続き意識され、全般でドル買いが優勢となった。トランプ大統領が「必要に応じ、米海軍がホルムズ海峡を航行するタンカーの護衛を可能な限り早い時期に始める」とSNSで発信したことで、原油価格の先物価格は上昇幅を縮小した。
米ドル円は、米国・イスラエルとイランの戦闘が拡大する中で「有事のドル買い」がこの日も入ったことで、20時台には157.97円まで上値を伸ばした。ただ心理的節目となる158円を前に伸び悩むと上値が重たくなった。トランプ大統領のホルムズ海峡を巡る発言をしたことで原油価格が上昇幅を縮小したことも上値を抑えた。
ユーロドルは、米国・イスラエルによるイラン攻撃の長期化懸念が高まると、原油や天然ガスの先物価格が大幅に上昇し、欧州経済鈍化への懸念が高まるとユーロ売りが優勢となり24時台には1.1530ドルまで下値を拡大した。ただ、トランプ大統領の発言を受けて原油価格が上げ幅を縮小すると、ドルの売戻が進んだ。
株式
NYダウ平均 USD 48,507.54 -388.09(-0.79%)
NASDAQ総合 USD 22,515.64 -230.03(-1.01%)
S&P 500 USD 6,816.25 -64.00(-0.93%)
株式市場は、トランプ大統領がイランへの大規模攻撃の可能性を示唆したことを受け、紛争の長期化への懸念が強まるとリスク回避の売りが進んだ。NYダウ平均は一時1,270ドル超下落した。ただ、「米政権は米軍を投入してホルムズ海峡を通る石油・ガスタンカーを護衛することを検討」との報道が伝わると、次第に買戻しが優勢となった。
債券・商品先物
米国債10年 4.059% (+0.011)
NY原油(WTI) USD/バレル 73.61 (+3.22%)
NY金(COMEX) USD/オンス 5,109.3 (-4.42%)
【日本】日経平均株価の大幅な下落を受けて全般で円買いが優勢となった
為替(17時)
3月3日の東京外国為替市場は、中東情勢悪化によるリスク回避で日経平均株価が下落し、一時1,800円超安まで低下したことで、全般で円買いが優勢となった。植田日銀総裁がフィンテック関連イベントで「ブロックチェーンを用いたシステム上で日銀の当座預金による中央銀行マネーの決済を実現する事を検証するプロジェクトを進めている」と述べたが、金融政策への言及はなかった。
米ドル円は、中東情勢の悪化を懸念したリスク回避の売りが優勢となり日経平均株価が安く始まったものの、下げ幅を縮小したことで157.60円まで上昇した。もっともその後は再び下げ幅を拡大したことでドル円は伸び悩んだ。もっとも下値も限定的でレンジ内でのもみ合いが続いた。
ユーロドルは、午前中は1.1690ドル台で揉みあったが、中東情勢悪化による地政学リスクの高まりからユーロ売り・ドル買いは根強く、午後に入るとドル買いが進行した。前日にスイス中銀がスイス高に対して為替介入を示唆した事もドル買いを促した。
ユーロ円は、一時184.33円まで上値を伸ばしたものの日経平均株価が1,800円超下落したことやユーロドルが下落したことを受けて、183.15円まで下値を拡大した。ポンド円やスイスフラン園が下落したことも、ユーロ売り・円買いを促した。
債券
日本国債10年 2.138% (+0.069)
【市場主要イベント】
3日 ユーロ 2月消費者物価指数
4日 豪 10-12月期四半期国内総生産
米 2月ADP雇用統計
米 2月ISM非製造業景況指数
6日 ユーロ 10-12月期四半期域内総生産
米 2月非農業部門雇用者数変化