【米国】中東情勢の悪化懸念が後退した事を受けて、全般で「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった
為替(2026年4月1日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 158.72(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1553(米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 183.34(円)
ポンド円 GBP/JPY 209.97(円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3217(米ドル)
3月31日のニューヨーク外国為替市場は、「トランプ大統領は側近らに対し、ホルムズ海峡の大部分が封鎖されたままでも、イランに対する米軍の軍事作戦を終了させる意向を示した」との報道が伝わると「有事のドル買い」を巻き戻す動きが高まった。また「ペゼシュキアン・イラン大統領は米国・イスラエルとの交戦の早期終結に向けて前向きな姿勢を示した」との報道も、投資家のリスク姿勢を後退させた。
米ドル円は、トランプ大統領の発言から米国とイランの紛争終結期待が高まったことで、足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。またイラン大統領も「保証があれば戦争を終わらせる準備ができている」としたことで原油価格が下落し、ドル円も158.66円まで下値を拡大した。
ユーロドルは、トランプ大統領の発言を受けて中東紛争の長期化懸念が後退すると、原油安・株高・ドル安が進んだ。「ペゼシュキア・イラン大統領は米国・イスラエルとの交戦について早期終結に前向きな姿勢を示した」との報道が伝わると、WTI原油先物価格急落した。ユーロドルは一時1.1563ドルまで上値を伸ばした。
株式
NYダウ平均 USD 46,341.32 +1,125.19(+2.48%)
NASDAQ総合 USD 21,592.47 +799.63(+3.84%)
S&P 500 USD 6,528.53 +184.80(+2.91%)
株式市場は、トランプ大統領の発言を受けて、市場では「米政権が想定している4-6週間というタイムラインを超えて紛争を長期化させない」との観測が広がり、投資家心理は改善した。イラン大統領が紛争の早期終結に前向きな姿勢を示唆したとの報道が伝わると、上げ幅を大きく拡大した。
債券・商品先物
米国債10年 4.323% (-0.029)
NY原油(WTI) USD/バレル 97.21 (-4.37%)
NY金(COMEX) USD/オンス 4,699.6 (+3.50%)
【日本】中東情勢の悪化懸念が後退すると原油価格は下落し、節目の100ドルを割り込んだ
為替(17時)
3月31日の東京外国為替市場は、WTI原油価格が上昇したことを受けて全般でドル買いが先行した。ただ、WSJ紙が「トランプ大統領はホルムズ海峡封鎖解除が無くても戦争終結の準備をしている」と報じると、原油価格は100ドルを割り込むまで下落した。
米ドル円は、WTI原油先物価格が時間外で上昇したことを背景に買いが先行し10時過ぎには159.97円まで上値を伸ばした。ただ、WSJ紙が中東情勢に関する報道を報じると、原油価格は一転下落し、ドル円も売りが優勢となった。14時過ぎには159.48円まで下押したが、その後は下げ渋り方向感なく揉みあった。
ユーロドルは、原油高が嫌気され一時1.1447ドルまで下押したものの、前日安値の1.1443ドルが目先のサポートとして意識されると、買戻しが優勢となった。原油価格の失速も支えとなり、1.1490ドルまで上値を伸ばしたが一時的で、売り戻された後は1.1470ドル台前後でもみ合った。
ユーロ円は、ドル円の上昇につれて買いが先行し183.57円まで上値を伸ばした。ただドル円やユーロドルが伸び悩んだことで、ユーロ円も失速し182.82円まで売りが進んだ。もっとも売り一巡後は下げ渋り、欧州株価指数が上昇していることなども支えに183.26円まで買い戻されたが、上値は限定的だった。
債券
日本国債10年 2.353% (-0.011)
【市場主要イベント】
1日 米 3月ADP雇用統計
米 3月ISM製造業景況指数
3日 米 3月非農業部門雇用者数変化
米 3月ISM非製造業景況指数