中東情勢の緊張緩和を受けて原油先物価格が急落し、ドルの売戻が優勢となった

【米国】イランとイスラエルの停戦発表を受けて、全般で「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった

為替(2026年6月9日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   160.17(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1532(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   184.72(円)
ポンド円          GBP/JPY   213.65(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3339(米ドル)

 
6月8日のニューヨーク外国為替市場は、イランとイスラエルの戦闘により中東情勢が緊迫化したことで原油価格が上昇していたが、イランが「対イスラエル作戦を停止する」と発表した事を受けて、原油先物価格が急落し全般で「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となった。
 
米ドル円は、政府・日銀による為替介入への警戒感から欧州時間には159.84円まで下押した。もっとも、前日安値の159.75円が目先のサポートとして意識されると下げ渋った。その後は米10年債利回りが上昇に転じたことを受けて買戻しが優勢となり160.27円まで上昇した。
 
ユーロドルは、イスラエルとイランの交戦が再燃し中東情勢が緊迫化したことで「有事のドル買い」が優勢となり一時1.4997ドルまで下押した。ただ、イラン軍が対イスラエル作戦を停止したと発表すると、原油先物価格が急失速し一転してドル売りが優勢となった。
 
株式
NYダウ平均       USD   50,786.00                -80.77(-0.15%)
NASDAQ総合    USD   25,931.56             +222.13(+0.86%)
S&P 500             USD    7,405.72                +21.99(+0.29%)

株式市場は、NYダウ平均が前週末に大幅下落した反動で、押し目買いや自律反発狙いの買い先行したものの、戻りは鈍かった。米10年債利回りが高止まりする中で、戻り売りが出やすい地合いとなった。ただ、半導体関連銘柄など買われたため、下値も限定的だった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.566%        (+0.034%)
NY原油(WTI)     USD/バレル   89.62            (+1.51%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,352.1         (-0.04%)
 

【日本】中東情勢への警戒感が高まったものの、新規材料に欠ける中で大きな方向感は出にくかった

 
為替(17時)
6月8日の東京外国為替市場は、週末にイランとイスラエルとの間で攻撃が相次いだことで、中東情勢を巡る警戒感が高まった。これに伴う原油高とともにドル買いが先行したが、新規材料に欠ける中で大きな方向感は出にくかった。なお、中東情勢の緊迫化を嫌気した事で、日経平均株価は3,000円超の大幅下落となった。
 
米ドル円は、週末にイランとイスラエルの間で攻撃の応報が続き、中東の和平交渉を巡る懸念が再び高まった。これに伴い「有事のドル買い」が優勢となり160.39円まで上値を伸ばした。ただ、その後は日本政府・日銀による革製介入への警戒感もあり売り戻された。欧州勢参入後には売りが強まり160.15円まで下押した。
 
ユーロドルは、中東情勢不安を背景としたドル買いが優勢となると、早朝には1.1508ドルまで下値を拡大した。ただ、1.15ドル割れを回避すると14時台には1.1539ドルまで上値を伸ばした。もっとも新規の材料に欠ける中で積極的に買い進めていく展開とはならず、小幅なレンジ内の推移に終始した。
 
ユーロ円は、早朝に184.42円まで下押したものの、ドル円の上昇につれてじり高に推移し14時台には184.89円まで上値を伸ばした。その後はドル円の伸び悩みとユーロドルの下落につられる形で売りが優勢となったが、184.52円までにとどまった。
 
債券
日本国債10年   2.718%     (+0.062)
 

【市場主要イベント】
9日   米   4月貿易収支
10日 米   消費者物価指数
11日 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
       ラガルドECB総裁 会見
12日 英   4月月次国内総生産 
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