【今週のハイライト】全般でややドル買いが優勢となったが、ジャクソンホール会議を前に様子見ムードが強かった

為替(2026年8月28日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   159.06(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1678(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   185.76(円)
ポンド円          GBP/JPY   216.82(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3629(米ドル)
 
米ドル円
24日(月)は、時間外の米10年債利回りの低下を受けて158.70円までドル売りが進んだものの、その後は下げ渋り158.90円前後でもみ合う展開が続いた。なおベッセント財務長官が対イラン追加制裁を公表する予定で、中東情勢の緊迫化が意識され「有事のドル買い」が優勢となり159.18円まで上値を伸ばした。 「米財務省高官は財務省一般勘定に保管されている約1兆ドル規模の資金を国債買い入れ消却に活用する可能性があると発言」との一部報道が伝わると、ドル売りが先行し158.89円まで下押した。もっとも、下値は限定的で下げ渋ると、その後は159.10円台を中心に小幅にもみ合った。
 
25日(火)は、東京仲値にかけて買いが観測されたほか、WTI原油先物価格が上昇したことも相場の支えとなり、12時前には159.39円まで上値を伸ばした。米10年債利回りの上昇が一服したことで、一時159.21円まで下押したものの下値は限定的だった。欧州勢参入後には、再びドル買いが強まると、159.45円まで上値を更新した。 中東情勢を巡る過度な警戒感が後退する中で、原油価格の下落や米長期金利の低下が相場の重しとなった。徐々に上値を切り下げ、午前5時前には159.08円まで下押した。ただ、積極的に売り進めていく展開ともならず、今週のPCEデフレーターやジャクソンホール会議を前に様子見ムードも強かった。
 
26日(水)は、中東情勢を巡る過度な警戒感が後退し円買い・ドル売りが先行した。午前11時過ぎには158.88円まで下押した。ただ、159円割れでは押し目買いが入り下げ渋ると15時台には159.12円まで買い戻された。もっとも、上値は重たく原油価格も下げ止まっていることから159円前後でのもみ合いとなった。 米商務省が発表した7月PCEデフレーターは前年比率で市場予想を上回った事で、ドル買いが先行し23時台には159.44円まで上値を伸ばした。買い一巡後の下押しも159.29円までにとどまった。
 
27日(木)は、売りが先行し午前9時台には159.11円まで下押したが、氷見野日銀副総裁の講演内容が伝わると、一転して買い戻される展開となり、159.40円まで上昇した。もっともその後は手掛かり材料に欠く中で動意は薄く159.34円前後で小幅にもみ合う展開が続いた。 WTI原油価格や米10年債利回りが伸び悩んだこともあり、159.24円まで売りが先行した。もっとも28日にはウォーシュFRB議長のジャクソンホール会議での講演を前に、積極的に下値を試す展開とはならなかった。その後は159.46円まで買い戻された。
 
ユーロドル
24日(月)は、東京オープン直後に1.1687ドルまで上値を伸ばしたものの、その後はドル円が下げ渋ったこともあり上値が抑えられた。欧州勢参入後には、ベッセント財務長官が対イラン追加制裁を発表するとの情報から「有事のドル買い」が意識され1.1664ドルまで下値を拡大した。 米財務省高官による国債買い入れに関する発言についての一部報道が伝わると、全般でドル売りが先行した。もっとも、ベッセント財務長官が対イラン追加制裁について会見を行うと、米長期金利が低下幅を縮小し、ドルが買い戻され、1.1565ドルまで下押した。
 
25日(火)は、東京オープン直後に1.1671ドルまで上昇したものの、原油先物価格の上昇や米10年債利回りが上昇していることでドル買いが優勢となると、一転して売りが優勢となり、16時前には1.1651ドルまで下値を拡大した。 米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が進むとの観測から、WTI原油先物価格が3%近く下落し、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。米10年債利回りが4.61%台まで低下したこともドル売りを促し、午前5時過ぎには1.1679ドルまで上値を伸ばした。
 
26日(水)は、持ち高調整目的の取引が入り売りが先行した。ユーロ円が下落していることもあり、15時台には1.1659ドルまで下押した。欧州勢参入後にはユーロ円が買い戻されたことで、ユーロ買いが優勢となり1.1673ドルまで買い戻された。 この日発表されたインフレ指標を含む米経済指標の結果を受けて、米10年債利回りが上昇するとドル買いが優勢となり、1.1642ドルまで売りが優勢となった。売り一巡後は下げ渋ったが、1.1655ドル台まで買い戻されたが、その後はもみ合う展開が続いた。
 
27日(木)は、ドル円でドル売りが先行したことで1.1659ドルまで上値を伸ばした。ただ、ドル円が一転して買い戻される展開となると、ユーロドルでもドル買いが優勢となった。下値を切り下げて、16時台になると1.1651ドルまで下押したが、積極的な方向感は出にくく、小幅な値動きとなった。 NY勢が参入後には全般でドル安が進むと、22時台には1.1660ドルまで上値を伸ばし日通し高値を付けた。ただ、前日高値の1.1677ドルが目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。もっともウォーシュFRB議長のジャクソンホール会議での講演を前に積極的な方向感は出にくかった。
 
ユーロ円
24日(月)は、総じてドル円につれた値動きとなった。東京オープン後には185.44円まで売りが先行したものの、その後は下げ渋った。その後は手掛かり材料に欠ける中で方向感なく小幅にもみ合ったが、欧州勢参入後にドル円が上昇したことで、185.80円まで上値を伸ばした。もっとも、ユーロドルは下落していることで、上値は限られた。
 
25日(火)は、ドル円の上昇につれて買いが優勢となると185.85円まで上値を伸ばした。ただ、ユーロドルが下落幅を拡大するにつれて売りが優勢となり、185.58円まで下押した。ただ、ドル円が上昇したことや欧州株が全般で買われている事も支えとなり17時過ぎには185.95円まで上値を伸ばした。
 
26日(水)は、ドル円の下落につれる形で売りが先行すると12時台には185.34円まで下値を拡大した。売り一巡後に下げ渋ると徐々に買い戻された。欧州勢参入後にはユーロドルが上昇したこともあって買戻しが優勢となり、185.61ドルまで上値を伸ばした。
 
27日(木)は、総じてドル円につれた値動きとなった。東京仲値にかけて185.46円まで下押したものの、氷見野日銀副総裁の発言から早期利上げ観測が後退した事で円売りが優勢となり、185.77円まで上値を伸ばした。その後はユーロドルが伸び悩んでいることもあり185.65円まで売り戻されたが下値は限定的だった。
 
 
8月24日 9時00分 ~8月28日 6時00分までのレンジ幅
米ドル円  USD/JPY  158.70~159.52(円)
ユーロドル EUR/USD   1.1636~1.1687(ドル)
ユーロ円  EUR/JPY  185.34~185.95(円)
ポンドドル GBP/USD   1.3570~1.3656(ドル)
ポンド円  GBP/JPY  216.26~217.47(円)
 
株式
24日(月)は、米長期金利の低下やWTI原油先物相場の下落を受けて、投資家心理が改善すると買いが優勢となった。ただ、半導体関連銘柄が下落したことで、相場の上値は抑えられた。ハイテク株比率が高いナスダックでは、スペースXやテスラが売られた。
 
25日(火)は、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が進むとの観測が高まり、中東情勢への警戒感が後退すると、WTI原油先物価格や米10年債利回りが下落し、買いが優勢となった。ハイテク株比率が高いナスダックでは、アナリストが投資判断を引き上げたアドバンスト・マイクロ・デバイセズが5%近く上昇した。
 
26日(水)は、7月米PCEデフレーターが市場予想を上回り、米10年債利回りが上昇すると株売りが優勢となった。ただ、エヌビディアの決算発表を控えて様子見ムードも強く、一本調子で下落する展開とはならなかった。
 
27日(木)は、好決算を発表したエヌビディアとセールスフォースが買われた半面、消費関連株やディフェンシブ株の一角に売りが入り相場の重しとなった。ハイテク株比率が高いナスダックでは、クラウドストライク・ホールディングスが20%超急騰した。 

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