低調な欧州経済指標を受けてユーロが売られる展開に

【米国】

為替(2023年10月25日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  149.9  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.059  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   158.76  (円)
ポンド円      GBP/JPY   182.19  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2157  (米ドル)

10月24日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが売られる展開となった。この日発表されたユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値、前回43.4、予想43.5、結果43.0)は市場予想を下回り、欧州景気の悪化に対する懸念が広がった。一方、米国のPMI速報値は対照的に良好な結果だったことから、ユーロが米ドルに対して下落しやすい状況となった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.11%、10年債が4.82%となっている。

米ドル円は149.76円で取引を開始。その後は売り買いが交錯する展開となり、高値149.93円と安値149.75円の値幅で推移した。引けにかけても方向感を欠く展開となり、149.91円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0635ドルで始まると、その後は軟調な展開となった。一時は1.0583ドルまで下落したものの、取引時間の後半は小幅に反発し、1.0591ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2157ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は159.27円で取引を開始。朝方から軟調な展開となり、一時は158.54円まで下落した。引けにかけてはやや反落し、158.77円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  33,141.38   +204.96 (+0.62%)
NASDAQ総合  USD  13,139.88   +121.54 (+0.93%)
S&P500        USD    4,247.68    +30.64 (+0.73%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。良好な四半期決算を発表した銘柄を中心に買いが入った。個別では石油大手のエクソンモービルやシェブロンなどの下落が目立った一方、製薬大手イーライリリーや飲料大手コカ・コーラなどが上昇した。

債券・商品先物
米国債10年                     4.824%  (-0.023)
NY原油(WTI)   USD/バレル    83.74  (-2.75%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,986.1  (+0.09%)
 

【日本】 米長期金利の低下で米ドル売り・円買いが優勢


為替(17時)
10月24日の東京外国為替市場では、円が買われる展開となった。米長期金利の下落一巡により朝方は米ドルが買われたものの、国内株式相場が軟調に推移したことを受けて円が買われる展開となった。その後、国内株式相場は上昇に転じたが、米長期金利が依然として低下基調だったことから米ドル円は軟調に推移した。

米ドル円は149.72円で取引を開始。朝方に一時149.79円まで上昇したものの、その後はやや軟調な展開となった。一時は149.32円まで下落し、引けにかけてはやや反発して149.49円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0669ドルで始まると、取引時間の前半は底堅い値動きとなり、一時は1.0694ドルまで上昇した。しかし、夕方にかけては軟調に推移し、1.0663ドルまで下落して引けた。

ユーロ円は159.71円で取引を開始。この日はユーロドルと似た値動きとなった。取引時間の前半は堅調に推移し、一時は159.92円まで上昇。しかし、夕方にかけては水準を切り下げ、一時は159.27円まで下落。159.40円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.849% (-0.0200)

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