主要国中銀の重要イベントを控えてポジション調整の動きが優勢

【米国】

為替(2023年7月25日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  141.48  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.1064  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   156.53  (円)
ポンド円      GBP/JPY   181.35  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2822  (米ドル)

7月24日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。今週はFRB(米連邦準備理事会)のFOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合を控えており、ポジションを一方向に傾ける動きは限られた。また、日米金利差の拡大を意識した円売りが優勢となった。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.93%、10年債が3.86%となっている。

米ドル円は141.00円で取引を開始。朝方から堅調な展開となり、一時は141.55円まで上昇した。しかし、その後はやや上値の重い展開となり、141.48円まで下落して取引を終えた。

ユーロドルは1.1097ドルで始まると、朝方から軟調な展開となった。一時は1.1060ドルまで下落したものの、引けにかけてはやや反発し、1.1065ドルで取引を終えた。ポンドは、対米ドルで1.2822ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は156.48円で取引を開始。売り買いが交錯する展開となった。高値156.7円と安値156.24円のレンジで推移し、156.53円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  35,411.24   +183.54 (+0.52%)
NASDAQ総合  USD  14,058.87   +26.06 (+0.19%)
S&P500       USD    4,554.64    +18.3 (+0.40%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。企業決算や米景気に対する楽観的な見方が優勢となっている。個別では電気自動車大手テスラや石油大手シェブロンなどが上昇した一方、製薬大手メルクやや電子商取引大手アマゾンなどの下落が目立った。

債券・商品先物
米国債10年                  3.8685%  (+0.03)
NY原油(WTI)   USD/バレル    78.74  (+2.16%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,957.0  (-0.48%)
 

【日本】 低調な欧州PMIを受けてユーロが大幅に下落


為替(17時)
7月24日の東京外国為替市場では、ユーロの下落が目立った。ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ると、経済の先行き不透明感から欧州金利が低下し、それ伴ってユーロ米ドルが弱含んだ。また、日経平均株価が大幅高となったことで円売りが強まる場面もあったが、夕方には米ドル円は下落した。

米ドル円は141.73円で取引を開始。朝方は一時141.81円まで上昇する場面もあったが、徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は141.24円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、141.42円で取引を終えた。

ユーロドルは1.1128ドルで始まると、一時は1.1147ドルまで上昇した。しかし、夕方になると低調なPMIの結果を受けて急落し、一時は1.1075ドルまで下落。1.1081ドルで引けた。

ユーロ円は157.72円で取引を開始。同様に弱い経済指標を受けて売られ、一時は156.53円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、156.7円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.4461% (-0.015)

この記事をシェアする
もっと読む
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。 本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。
FAQ お問合せ サポートデスク
月曜日-金曜日
9:00-24:00