短期的な利益確定売りにより米ドル円は145円台まで調整

【米国】

為替(2023年8月18日  6時00分)
米ドル円      USD/JPY  145.85  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0872  (米ドル)
ユーロ円      EUR/JPY   158.58  (円)
ポンド円      GBP/JPY   185.82  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2743  (米ドル)

8月17日のニューヨーク外国為替市場では、円が買われる展開となった。短期的な利益確定やポジション調整を目的とした円買い・ドル売りが優勢になり、米ドル円は一時145円台まで調整した。ただし、FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めの長期化観測は根強く、円相場の重荷となった。また、この日発表されたフィラデルフィア連銀景況指数(前回-13.5、予想-10.6、結果12.0)は市場予想を上回り、米国景気の底堅さも意識された。

債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.92%、10年債が4.28%となっている。

米ドル円は145.83円で取引を開始。一時は146.3円まで上昇する場面もあったが、その後は急速に水準を切り下げる展開となった。一時は145.62円まで下落し、引けにかけてはやや反落したことにより、145.85円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0895ドルで始まると、朝方から軟調な展開となり、一時は1.0857ドルまで下落した。引けにかけてはやや反発し、1.0873ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2743ドル近辺での取引となっている。

ユーロ円は158.88円で取引を開始。この日は急速に水準を切り下げる展開となり、一時は158.26円まで下落した。引けにかけてはやや反発し、158.58円で取引を終えた。

株式
NYダウ平均     USD  34,474.83   -290.9 (-0.84%)
NASDAQ総合  USD  13,316.93   -157.69 (-1.17%)
S&P500        USD    4,370.36    -33.97 (-0.77%)

米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。米長期金利が上昇したことを受けて、株式相場にとって重しとなる状況が意識された。個別では検索大手アルファベットや通信機器大手シスコシステムズなどが買われた一方、ソーシャルメディア大手メタプラットフォームズや電気自動車大手テスラなどの下落が目立った。

債券・商品先物
米国債10年                      4.282%  (+0.028)
NY原油(WTI)   USD/バレル    79.69  (+0.54%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,919.3  (-0.14%)
 

【日本】 米金融引き締め継続の観測で米ドル円は146円台半ばまで上昇


為替(17時)
8月17日の東京外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めの継続に対する観測が強まり、米長期金利が4.20%を超える水準まで上昇。日米金利差の拡大を意識した米ドル買い・円売りが優勢となった。

米ドル円は146.27円で取引を開始。この日はほぼ一貫して堅調に推移し、一時は146.56円まで上昇した。引けにかけてはやや反落し、146.22円で取引を終えた。

ユーロドルは1.0883ドルで始まると、朝方は軟調に推移し、一時は1.0861ドルまで下落した。午後になると反発し、一時は1.0887ドルまで上昇した。引けにかけてはやや反落し、1.0881ドルで取引を終えた。

ユーロ円は159.19円で取引を開始。その後は方向感を欠く展開となった。一時は159.30円まで上昇したものの、夕方にかけては軟調に推移し、一時は158.99円まで下落。引けにかけてはやや反発し、159.10円で取引を終えた。

債券
10年長期金利  0.6495% (+0.023)

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