エネルギー価格の上昇によるインフレ懸念から、米長期金利も上昇しドル買いが優勢となった

【米国】米経済指標の予想上振れを受けて、全般でドル買いが先行した

為替(2026年9月11日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY   154.45(円)
ユーロ米ドル    EUR/USD  1.1610(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   178.31(円)
ポンド円          GBP/JPY   208.68(円)
ポンド米ドル    GBP/USD  1.3510(米ドル)

9月10日のニューヨーク外国為替市場は、米卸売物価指数(予想:5.3%、結果:5.4%)が市場予想を上回ったことで、ドル買いが先行した。また、ECB理事会では市場予想通り0.25%の利上げとなり、ECB当局者筋の話として「10月の追加利上げもあり得ると見込んでいる」と伝わったこともあり、ユーロは下げ渋った。

米ドル円は、米10年債利回りの上昇を受けて徐々に買いが強まり、米卸売物価指数が市場予想を上回ると、154.67円まで上値を伸ばし日通し高値を付けた。買い一巡後には153.84円まで下押す場面があったが、米10年債利回りが高水準となっていることから再び154円台まで上昇した。

ユーロドルは、原油や天然ガス価格が上昇幅を広げた事を受けて、欧州景気悪化への懸念からユーロ売り・ドル買いが先行し1.1592ドルまで下値を拡大した。ECB理事会では市場予想通り0.25%引き上げたが、ラガルド総裁の会見がタカ派的だったと受け止められたことでユーロ買い戻された。

株式 
NYダウ平均        USD     52,064.09                      -316.56(-0.60%)
NASDAQ総合    USD     26,083.95                      -172.69(-0.65%)
S&P 500            USD      7,591.69                        -44.66(-0.58%)

株式市場は、中東情勢を巡る緊張が一段と高まる中で原油価格の上昇が続き、エネルギー価格高騰によるインフレ懸念から米10年債利回りも上昇した。いずれも株式相場の重しとして意識され、NYダウ平均は一時410ドル超下落する場面もあった。

債券・商品先物
米国債10年                               4.963%         (+0.118)
NY原油(WTI)     USD/バレル   104.29          (+7.47%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,358.5         (-1.99%)
 

【日本】ECB理事会が控えていることもあり、全般で様子見ムードが強かった

為替(17時)
9月10日の東京外国為替市場は、手掛かり材料に欠ける中で全般で大きな方向感は出なかった。増日銀審議委員が利上げの必要性が出る可能性があるとの発言をしたことで一時円買いが進む場面もあったが、一時的となった。ECB理事会が控えていることもあり、全般で様子見ムードが強かった。

米ドル円は、東京仲値にかけて153.74円まで上値を伸ばしたものの、増日銀審議委員が「仮にインフレが加速した場合、急速な利上げを迫られるリスクがある」などと発言すると、153.28円まで急落する場面も見られた。もっともその後も大きな方向感は出ず、153.50円を挟んで小幅なもみ合いが続いた。

ユーロドルは、米10年債利回りがやや下落し始めるとドル売りが優勢となりわずかに上値を伸ばした。もっともECB理事会を前に積極的な取引は時価得られ、様子見ムードが強かった。欧州勢参入後も1.163ドル台後半を中心とした揉みあいが続いた。

ユーロ円は、手掛かり材料に欠ける中で、方向感は定まらなかった。大きく下落していた日経平均株価が、下げ幅を縮小したプラス圏を回復したことで、やや円売りが優勢となったものの、ECB理事会を前にした様子見ムードが強く、大きな方向感は出なかった。

債券
日本国債10年 2.916%     (+0.032%)
 

【市場主要イベント】
11日 英 7月月次国内総生産
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